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由衣「葵さんは誕生日になるとその絵を倉庫から出して自分の部屋に飾っていたそうで、亡くなったのは誕生日の前日だから犯人はそれを恨みに思っていても不思議じゃないわ」

大和「まぁ何にせよ、高明の意識が戻りゃこの「死せる孔明」の送り主が高明本人かと言うことも...もしそうだったとしたらその意味も分かるんだが」

由衣「とりあえず汀紗ちゃんの応急処置のおかげで意識は早くても今日の夜か明日には戻るって言ってたし、目覚めるのを待ちましょう...」

大和「...だな。」


諸伏警部の病室を出て、病院内の廊下を歩いていると敢ちゃんが大した出番もなくて悪かったとおじさんに謝罪してきた。


毛利「と言っても、あんたが本当に呼びたかったのはこの眼鏡のボウズの方見てーだし...。それに汀紗君の方も、気になってたんでしよ?」

私とコナン君を見下ろしてきたおじさん。

大和「ああ、この小僧と小娘なら高明の監視役に適任だったと思ったんだ。何しろ奴はいったん推理に入ったら周りが見えなくなるほど没頭し...こうと決めたら危ない橋を平気で渡ろうとしやがる

だから俺やあんたの意見を聞かなくても、この小僧と小娘の無邪気な忠告なら耳を貸すと思ったんだが...今回も1人で突っ走ってやっちまいやがった。」


『悪かった役に立てなくて!だって私、敢ちゃんの魂胆通りに動きたくなかったんだもん!!自由が1番!』

大和「お前の場合は自由過ぎなんだよ。まぁ赤い壁の謎が解けたら真っ先に教えてやるよ」



悪かったな自由奔放で、そのとき奥の廊下の方から外科医さん達が手術着を着て病人を寝かせて、ストレッチャーを運んでいるのが目に入った。



『.....フッ、ねぇねぇ!』



大和「ンだよ...。」



『不意に気になった事なんだけど、何で外科医の手術着って薄い緑色なのかな〜??ほら他のお医者さんや看護師さん達は白衣なのに...なんでなんだろ〜?

ほらァ、今回の事件色が関係があるやん?だから色と色で考えてみたらなんか変な感じになるなぁって言うかぁ〜』


その問い掛けにジト目で私を見てきたコナン君と敢ちゃん



コナン「えぇ...汀紗姉ちゃん、知らないの?手術着が薄緑色なのは手術していると血をいっぱい見るからで__」



大和「そいつを見続けているとな...」




コナン「残像...で、」




大和「集中力が.....」





コナン/大和「「!!」」





2人は私に目を向けて、目を見開いた。
 

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設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月2日 10時

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