【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する１０ (ページ8)

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そして少年探偵団の方では、カブトムシやクワガタに付けられていたテープの謎を解き明かそうと米花の森へ向かっていた。

そんな中、一人灰原は何かに気づいたのか、博士と少年探偵団3人の後ろの方へと足を進めた。

博士「とにかく帰るんじゃ。親御さんが心配...」

灰原「まだ早いわ」

博士「え？」

灰原「帰るのは、そのテープのメッセージに答えてあげてからでもいいんじゃない？」

灰原のその声に少年探偵団3人と博士は首を傾げる。見ると奥に小屋があり、その窓に何やら人影が現れた。

その人影は拳銃を持っているかのようで...全員草むらに身を潜めて、博士は高木刑事に通報を入れた。電話を出たのは佐藤刑事だった。

佐藤《はい。高木の携帯です、阿笠さん？どうかしたんですか？》

博士「忙しいところすみません...実は妙な話なんじゃが...」

博士は今起きていることを佐藤刑事に話した。

佐藤《ビートルズ？まさか...分かりました、直ぐに伺います。博士たちは、安全な場所に隠れていてください》

高木《え!?》

横で運転をしていて驚く高木刑事を置いて、佐藤刑事は電話を切った。

佐藤「高木くん、米花の森へ向かって！」

高木「あ、いやしかし...」

佐藤「大丈夫。責任は、私が取るから」

高木「...分かりました。責任は、僕が取ります！！」

高木刑事は、決意して左に曲がる角を右に曲がった。

その行動に別の車に乗る横溝警部たちは混乱して、右に曲がって行った高木刑事の車を松田と伊達はじっと見据え、互いに目を合わせそのまま左の角を曲って車を進めた。

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家で毛利とコナンの帰りを待っていた蘭に一本の電話が入った。

蘭「え？コナン君がテレビに？」

園子《うん！1人で東都タワーに入っていくのを見たよ！8時頃だったかな〜？》

蘭「そっか...」

園子《ま、心配しなくても直に帰ってくるよ！》

蘭「でも、コナン君携帯の電源切ったままだし...それに汀紗の方も連絡が付かなくてさ、、」

園子《汀紗は家で寝てんじゃない？体調悪そうにしてたし、あんまり掛け過ぎるのもきっと迷惑だよ。》

蘭「.....うん。そうだね、」

園子の言葉に汀紗に対する心配は和らぎ、逆にコナンに対する心配は俄然膨れ上がる蘭であった。