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2階に上がると、最初の角に台車の上に山積みになって置かれているダンボールが目に入った。中身は本らしく遺体のあった部屋の扉の前を塞がれていたそう。
毛利「じゃあ、その部屋が問題の...」
大和「嗚呼。俺達が来た時にはすっかり痩せ細って餓死してたぜ...」
──カチャ...。
大和「この、おぞましい...赤い壁の部屋でなー!!」
開かれた扉の先の部屋の中には、一面真っ赤な壁が迎え入れてくれた。
毛利「お、おいっ、!これってまさか...」
蘭「人の血...っ!?」
コナン「ラッカーだよ。」
コナン君は我先にと部屋の中へと入り最初に目に入った、Aの立て札が立てられたラッカーの前でしゃがみ込んだ。
コナン「ホラ、床に落ちてるこのラッカースプレーの口んトコ...壁と同じ赤い色が付いてるよ!」
『それに蘭、もし本物の血が壁についたらもっと黒茶色っぽい色になるよ!』
コナン「へー...そうなんだぁ。ボク知らなかったー。どこでそんなこと知ったの?汀紗姉ちゃーーん...」
オイその顔やめろ。こんな時まで私から組織の情報を得ようってか、意味ねーのに()
『ふふっ知りたいか、江戸川?それはなぁ〜...』
焦らす様にコナン君に近付き、目の前でしゃがんで耳元で小さく囁いた。
『“テメェの大切なもの...全てを犠牲にしてでもか?”』
コナン「ッ汀紗っっ!!!!.....姉ちゃん!いじわるしないで〜っ!」
蘭「ちょっとダメよ汀紗、コナン君に意地悪しちゃっ!」
直ぐにコナン君の元へと駆け寄ってきた蘭。優しいね
『ケケッ♪ ごめんてちょっと生意気なガキにイジワルしたくなっちゃって』
蘭「もう、」
コナン(...はぁ〜、やっぱダメか。)
いやからかい半脅しとはいえ、自分の喉からジンvoiceでるの解釈違いだな()
にしても...
『どうしましたー?敢ちゃん、私の顔じっと見つめて??』
大和「...いや、何でもねーよ。あと敢ちゃん辞めろ。
(気のせいか...?あの時、ボウズに向けて何を言ったのかは聞こえなかったが雰囲気が一瞬だけ変わった。感じた事のある雰囲気だ...、凶悪犯を相手にしている時と同じ.....)」
いや...それ以上に─────、、。
大和(何者なんだこの女...。)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月1日 18時