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パーティーでの任務は、黒い噂が耐えない企業社長と関係を親しくして商談を持ち運ぶ内容らしい。
ちなみにジンの出した条件は「変装する事、俺の傍を離れない事、ベルモットと一緒に同席するバーボンという幹部が現れるがソイツとは接点をもたない事」っと言った感じで一応組織の末端設定らしい...
(けど、ちょ〜帰りてぇ〜〜〜^^)
という表情を出さずに、雰囲気もセクシーな女性のまま、ニコニコしながら言い寄ってくるバーボンを頭の中で千回投げ飛ばしました。
ベルモット「まぁ、そのジンの子猫ちゃんの事は後で聞くとして先ずは例の社長と関係を持ちましょ?バーボン」
バーボン「ええ。そうですね ベルモット」
一先ず、ベルモットの声の元私達の前から去って行った。
『.....はぁ(小声) “あの彼が、例のバーボン?”」
ジン「...嗚呼、」
「“へぇ...何にでも興味を持つ所、まるで探偵のようね”」
ジン「...確かに、奴は情報収集及び観察力...洞察力に恐ろしく長けた探り屋って言われてるからな」
「“そう”」
なんて会話をしながら、資料で見せてもらった社長に目を向ける。バーボンとベルモットはもう既にその社長と接触していて、社長とその周りの人間と話も盛り上がっている。
ジン「このままじゃ報酬はゼロだぜ」
いやもうバーボンいるし、ゼロでもいいかなって思ってんだけど...めんどくさいし。あと動くタイミングは私がやるのかよ、さすが無能ジンニキだな(((
「“...まぁ、まだパーティーは始まったばかりだわ。先ずはこの会場の雰囲気を楽しみましょう”」
そっから時間は少しだけ経ち、その間ジンは顔見知りの人物達に何度か話し掛けられていた。裏表の無さそうな綺麗な笑みと敬語で喋んのかよコイツ...
「おや?其方の女性は...」
『!』
雑談をする傍で、ノンアルのグラスを口にしているとまさかこっちに話を振られるとは思わなくて一瞬肩がビクついた。
まぁ汀紗ちゃんなんでそれっぽい適当なこと言います!
「“ただの彼のお付きの者です。お気になさらず、”」
「ほぉ、しかしお付きの者のにしては随分と整った顔立ちにお召し物を身にまとっていらっしゃる。
...本当にただのジン様のお付きの者で?」
(お付きの者だよ。文句あんのかよタコスk__)
とか心の中で罵倒している時、突然ジンに顎をクイッと上げられそのまま唇をジンの唇で塞がれた。いきなりのキスに目を見開いたと同時に口の中に侵入してきたジンの舌...
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月1日 18時