489【だからお金なくて...】 ページ38
『──という訳で、タイトル通りお金ないんですよ』
ジン「...。どう考えても、今の俺たちの居場所特定してやって来るほどの用じゃねーだろ」
『金欠なめんなよォ〜???』
どうも〜、家族の皆さんの居場所を特定してやって来た汀紗ちゃんです。なんか高いホテルみたいな所にいた。
ジン「小遣いやれば帰るか?」
『だからさ、アンタらの小遣い小遣いじゃないから。許さないからな初見億超える束出てきたお母様』
ベルモット「まぁ、許されていないなんて困ったわ」
口元に手を添えてくすくすと笑うお母様。困ってないね
『ンで、私は考えました。こんな高級なホテルにいるという事はパーティー系の任務がありますね?』
ジン「.....あるが、」
『じゃあ人殺めないんだったらそれに私も参列させて!ンで、私がやり遂げられたらその任務の報酬私にちょうだい!!』
ジン「却下((ガチャ!!
『人殺めないんだったらそれに私も参列させて、で私がやり遂げられたらその任務の報酬私にちょうだい^^』
ジン「.....。」
ウォッカ「お嬢、最近どんどん手荒くなってる気が...」
ベルモット「これが手荒いなら汀紗の価値基準が狂うわ」
『バイトは嫌なんだよ。だからお願いジンっ!!』
銃をしまって胸の前で両手を合わせて頭を下げる。
ジンは数秒間、沈黙を続け小さく溜息を着いた。
そして...
ジン「分かっ((『やったァ〜!!』
まだ何も言ってねーよ。最後まで聞け、」
『何さ?』
ジン「今から俺の言う条件を呑んだら、参列してやる許可を出そう。」
──────────────────────────
そして夜になり、ホテルでパーティーが始まった。
(...やっぱ、お金無いからって任務に首突っ込むんじゃなかったな。)
そう早々に私は後悔している、その理由はただ一つ!
バーボン「おや、珍しいでしね。
こういう場でジンが女性を連れているなんて...」
はい。そういうことです。
目の前にはファビュラスコンビ。もう帰りたい。しかも今私は大人のセクシーな女性に変装してるから雰囲気も声も全て違うからバーボンに気付かれてないし...あぁ帰りたい
バーボン「そちらの女性とはどういう経由でお知り合いに?」
ジン「テメェには関係のねェ事だ。」
バーボン「ふふっそう仰らずに、ベルモットも知りたくありません?」
ベルモット「...フッ、そうね。是非知りたいわ♡」
おいお母様!!何ソッチのノリに乗ってんだよ!?めんどくさい事になるの分かってるだろ!?なんで乗った!?あ、めんどくさい展開を望んでるからか!
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月1日 18時