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ボゴンッ!!!!!!!
...時間になったエレベーター内で爆弾が爆発した。
銀行内は爆発音と共にかなり揺れ、恐らくその揺れと爆発音は外にいる警察の人間にも伝わっただろう。無事に爆弾は処理出来たため胸を撫で下ろした。
歩美「それでコナン君、汀紗お姉さん、どーやって残りの強盗犯3人を見つけるの?みんな、目や口にガムテープ付けてるんだよね?」
コナン「簡単だよ。奴らの声を使ってこう言えば...」
ロビーカウンターに着いた所で私に目を向けたコナン。
『...はぁー、はいはい。やればいいんでしょ、
“よーし、次は全員立て!
俺の声がする方にゆっくりと歩いてもらおうか!!”』
歩美「え?」
元太「お、おい」
光彦「これでどうやって犯人を...」
私達の目の前にぞろぞろとやって来る人質達...その人質達の中で唯一動く様子が見えない3人が目に入った。
その3人が残りの強盗犯だ...
『アンタらだな?』
「「「ッ、!?」」」
『計画にない事を指示されて、動かないのは強盗犯本人達だけだからな』
私とコナンは座り込んで汗を浮かべている強盗犯3人の前に立つ。横でコナンは歩美ちゃん達に銀行員のガムテープを剥がして入り口を開けてもらうようにお願いした。
『まっ機動隊が中に入ったら、この3人と廊下で縛られている奴とトイレで伸びている男をさっさと捕らえて__』
「誰が伸びてるって?」
『!』
ドッ!
コナン「わっ!!」
背後から聞こえたトイレでのびていた男の声に私は咄嗟にコナンを押し出し、私と強盗犯3人の前から突き放したと同時に私は首に腕を回され掴まれた。
『ぐっ...!』
「たく、あの外国人女といいお前ら女子供といい...何だってんだ!? 女ァ!!お前一体いつ、この状況から抜け出した!?アア!!?」
『っ...、』
コナン「汀紗っ、!!
(クソっ、さっきの爆発で起きちまったのか!)」
私に突き放されたコナンは起き上がり、麻酔銃を構えようとしたが、その行動が不審に思われたのか私は男に更に首を絞められた。
『ッぅ゙...!!』
「おっと、ガキ余計な事すんなよ?
この姉ちゃんの首をへし折られたくなかったらな!!」
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月1日 18時