【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する１０ (ページ27)

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コナンは灰原と博士を連れて米花の森へやって来た。

博士「墜落したヘリからは誰の遺体も発見されなかったようじゃな」

コナン「あぁ。爆発する前に全員脱出したんだろ...」

灰原「結局、アイリッシュの正体は分からないまま...警察は何一つ掴んでないんでしょうね」

コナン「オレが話す訳にもいかねぇしな」

そして3人が辿り着いた場所には、松本管理官が閉じ込められていた小屋が立っている。

博士「それにしても、こんな所に10日間も監禁されていたとはのぉ。」

コナン「松本管理官も、自分を拉致した犯人の顔は見てないらしい」

灰原「とにかく、彼を救出できたのはあの子たちのお手柄ね」

灰原は少年探偵団の3人元太、光彦、歩美の姿を思い浮かべた。

コナン「あぁ、アイリッシュは監禁場所を吐く前に死んじまったしな...」

コナンは顔を伏せ、アイリッシュの言葉を思い出す。

───「工藤新一いつまでも、追い続けるがいい...」

コナン(嗚呼。そうするさ...

お前らを、ぶっ潰すまではなッ───！！！)

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夜───。

今日１日だけでアイリッシュの就職先と新居の手続きを行い、流石に私もアイリッシュも疲れた。なんならアイリッシュはまだ病み上がりだし...無理させちゃったな、、。

リビングからベランダに続く窓の隣に置いてある棚の前に立ち、その棚上に空の“Irish whiskey”の瓶を置いた。

ｺﾄｯ､

Irish whiskeyの瓶は重苦しそうな音を立てた。夜の月明かりに照らされて瓶のガラスが床に光を放って透き通った。

アイリッシュ「それは...どういうつもりだ？」

背後からアイリッシュがやって来て、アイリッシュは膝を着いて、床にペタンを座っている私の隣に胡座で座り込んだ。

『...まぁ、遺影...。』

アイリッシュ「生きてるだろ」

『でも、組織としてのアイリッシュはいないからさ』

アイリッシュ「...そうだな。」

言うなれば、新たな門出として彼を見守って下さいよ〜的な？そんな深い意味は無いけど、こういうのあった方がなんかエモいじゃん！

アイリッシュ「そうだ汀紗、コレ」

ﾁｬﾘﾝ＿

『え、これ』

アイリッシュ「俺の家の合鍵、一応やる。俺も汀紗の家の合鍵持ってるからよ」

『あぁ互いに平等的な？まぁ貰っとくよ。ありがと』

アイリッシュ「ん、」

そこで私はアイリッシュに頭を撫でられ、

「助けてくれてありがとな。汀紗───。」

彼の心の底からのお礼を初めて貰った気がした。