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あとは寺井ちゃんさんからどう返事が来るかだ...。
[ 此方は構いませんよ。明日にでも是非、お店でお待ちしております ]
『やった!』
さすが寺井ちゃんさん!大方“私の知り合い=ただの一般ピープル”ではないと察したのだろう。あと注意する事はアイリッシュが人をもう殺めないと誓ってくれるかだけ!!
今風呂から出てきたアイリッシュに夜ご飯食べながら聞きます!の前に私もパパっと風呂済ませました!
『これがアイリッシュの働き口、』
風呂を済まして食事を口にしながらスマホを机の上に置いて、画面に表示された寺井ちゃんさんが営むビリヤード店の写真を見せる。
アイリッシュ「へぇ...近くにこんな良い店あったのか」
『知り合いが営んでる店でさ、向こうの許可はもう下りてる。だからアイリッシュ、もしここで働くつもりなら約束してこの先もう二度と人を殺めないって...』
その言葉にアイリッシュは少し溜め込んで、口を開いた。
アイリッシュ「殺した場合は?」
『私がお前を殺して、私は完全に組織側に堕ちる』
アイリッシュ「...ほんとタチ悪ぃ性格してんな」
『いやぁそれ程でも〜』
アイリッシュ「まぁ、約束してやるよ。もう人を殺す機会も来ねーだろうしよ」
『男に二言はねーな?』
アイリッシュ「嗚呼──。」
─────────────────────────
次の日!
やって来ましたビリヤード店ことブルーパロット!
店の扉にはClosed.と書かれた看板の札が連れされているが、構わずレッツラゴー!扉を開けて中に入ると寺井ちゃんさんが一人 BARのカウンターでコップを拭いている姿が目に入った。
寺井「お待ちしておりました。汀紗様」
アイリッシュ(あの爺さん...ただの一般、じゃねーな。まぁ汀紗と知り合いならそうなるか。)
『どーも。ちな互いに一般ピープルじゃないのは一目見て察しついたっしょ?』
寺井「はい」ニコッ
アイリッシュ「時たま人の心読むよな」
『まぁ、そんなこんなでアイリッシュです。』
寺井「よろしくお願いします。寺井と申します、アイリッシュ様はこういうお店の知識は?」
アイリッシュ「まぁ、人並み以上には」
寺井「ならご心配はありませんね。明日からよろしくお願いします」
それにアイリッシュは目を細めて訪ねる。
アイリッシュ「...いいのかよ?俺がそういう人間だって分かってて、こんな簡単に受け入れて...」
寺井「大丈夫ですよ。もしアイリッシュ様の行動で私の身に何かあれば__」
『私が黙ってねぇからよ^^』
アイリッシュ「怖ェ女...」
ってことでアイリッシュの就職先、決定!
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月1日 18時