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[ボス、貴方と私だけの取り引きをしましょう。
アイリッシュは今、私の救出によって支柱の中で生きています。そこで取り引きを持ち掛けます。内容はこうです...
もしアイリッシュの存在が組織に知れ渡った場合、彼の命を救った私が責任をもって、アイリッシュと共にこの世から去るつもりです。]
アイリッシュ「は!?」
『[ 取り引きの内容は以上です。Time is money. ]...っとはいコレでボスからどう返事が来るかですね!』
アイリッシュ「いやっ待て待て!何考えてるんだ嬢ちゃん!? ンなの、俺1つの命が尽きればいいだけの話だろ!?俺を救けた程度で嬢ちゃんが組織に殺されるなんて事は無いって、一番知ってるのは嬢ちゃんのハズだぜ...?」
『...だからだよ。だって私はアイリッシュに見せたいよ?ジンが痛い目にあったの時の表情、、みたいって...さっきアイリッシュが言ったのに...』シュン...
アイリッシュ「っお...まえ、それワザとやってるだろ?」
『え?ワザとに決まってるじゃんw』
アイリッシュ「っ...はァ、、要は利用したんだろ?天使である自分の立場を」
一瞬、イラついた表情を見せたアイリッシュに「だいせーかい」と応えた。
『私は組織の...ボスの天使、そんな存在がアイリッシュの命一つで奪われよう言うのであれば__』
返信がきた。ただ一言[ お受けします。その取引を ]と...
アイリッシュ「嘘だろ...。」
時たま怖くなるな、人の為に自分の立場を利用してはその人自身の命も物として、こんなセコい取り引きを思い付いてしまう自分の化け物ゴミカス頭脳が...
『ゴホンッ!! ...じゃあ、アイリッシュ。
私の共犯者として、この世界を生きてくれますか──?』
目の前で立つアイリッシュに手を差し伸べると、アイリッシュは深い溜息を一度ついて、口角を少し上げていたずらっ子様な笑みを浮かべながら私の手を取った。
アイリッシュ「どうせ“YES”の選択肢以外無いんだろ?
ならなってやるよ、汀紗の共犯者にな───。」
その言葉に私は笑みを浮かべた。
その刹那...私の手を突然自分の方へと引いてきた。私は咄嗟の事に対応出来ず、そのままアイリッシュの胸の中に引き寄せられてしまった。
そして、私の背中に両腕を回してきたアイリッシュ。
『エッど、どうしたの...??なんで抱きしめる...?』
アイリッシュ「いやよ、単刀直入に聞くんだが俺の家ってどうなるんだ?一応家らしい家はもってるが...そこに帰るのはマジィだろ?そもそも日本じゃなくて海外にあるし」
『あ〜...それについてなんですけどね、』
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月1日 18時