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そしてコナンの頭を手で無理やり下げさせ、再びアイリッシュの身体に撃ち込まれる弾丸...では無く当たったのは私がサイレンサーを付けて撃った空気砲。
キャンティが放った弾丸を弾く様に同時に銃の引き金を引いた。見事に弾丸は弾かれアイリッシュの背中から心臓に続く部分には空気砲が当たり、用意しておいた血糊が背中にベッタリと着き穴は開かないものの衝撃は弾と変わらない。
コナンを庇ったアイリッシュは声を荒らげた。
コナン「アイリッシュッ、、!」
アイリッシュ「工藤新一...いつまでも 追い続けるがいい」
その言葉を最後に、アイリッシュは目を閉じた。
コナン「お、おい...、!アイリッシュッ!!クソォッ!!!!」
コナンはアイリッシュの腕の中から抜けて走る。と同時にコナンの方へ大量の弾丸の雨が降り注いで来る。狙いをソッチに定めたジン...
コナンの方はこのまま映画通りに行くだろう。そう願ってコナンとヘリの姿が見えなくなったタイミングを見計らって、私は鉄骨の中から非常階段の地面に飛び下りる。
『...アイリッシュ、』
倒れているアイリッシュの口元に軽く触れると、微かに息がある。直ぐに応急処置をすれば助かる...私は上手くいったと胸を撫で下ろす。
とりま、壁に着いたアイリッシュの血を急いで拭き取りルミノールが残らない専用のスプレーをかける。これで警察の目は誤魔化せるな、私はアイリッシュを姫抱きして展望デッキに走る。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月1日 18時