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コナンはアイリッシュから奪い取った銃を向けていた。
コナン「形勢逆転だな───。」
アイリッシュ「っく...、」
コナン「さぁ、メモリーカードを渡してもらおうか!」
その瞬間、微かな爆発音と共に辺りが一気に暗くなった。発電機がやられたんだ...つまり来る、あの人たちが...!!
コナン「これは...っ!」
アイリッシュ「来たな。」
バラバラバラッ───!!!!
物凄い風と共に、現れた黒いヘリ。
それに目を丸くしたコナン、それに隙ができアイリッシュはコナンから拳銃を奪い、頭に突き立てると同時に首を絞めて階段へ押し倒した。
コナン「ゔっ...!!」
アイリッシュ「形勢逆転、だな」
コナン「ッ...!」
コナンは表情を歪めた。さすがにアイリッシュ相手でもこの瞬間は怖いな...手が震える。その時、アイリッシュの携帯が鳴った。
アイリッシュはコナンを離してそれに出る。
アイリッシュ「俺だ」
アイリッシュはヘリのライトが当たる位置へと姿を見せた首を離されたコナンは階段の所で咳き込む、その前には消火栓がありヘリからは見えていないだろう。
電話の相手はジン...。
内容はNOCリストが入ったメモリーカードについて、アイリッシュはジンに指示されたのかメモリーカードをポケットから出して前に見せた。
ジン《...よく見えねぇな。もっと前に》
アイリッシュ「チッ、」
アイリッシュは言われた通り、メモリーカードを掲げる。
ジン《そうだ。そのまま.....殺れ。》
バシュッ──────────!
アイリッシュ「ッ、!?」
その瞬間、メモリーカードごとアイリッシュはライフルの弾丸に貫かれた。アイリッシュはガクりと壁に背中を預け血がベッタリと壁に着き、力無くコナンの方へ倒れ込む。
コナン「...なッ!?お、おい!しっかりしろ!!起きろ、おい!!!」
コナンはアイリッシュに駆け寄り、彼の腕を自分の肩に回し何とか起こそうとする。
アイリッシュ「ゔっ...」
コナン「大丈夫だ、急所は外れてる!」
アイリッシュ「ッく、なるほどな...」
コナン「え?」
アイリッシュ「ベルモットが...、惚れるわけだ...っ」
コナン「喋るんじゃねぇ!!その傷を治したら、ボスの正体を吐かせてやるから、覚悟しておけ!!!」
その瞬間、大きなプロペラ音とライトがコナン達に向く。
ガバッ!
コナン「うわっ!?」
コナンがマズイと冷や汗を浮かべた時アイリッシュはわざとコナンに体重をかけ、アイリッシュはコナンを自身の体の下に隠した。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月1日 18時