【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する１０ (ページ17)

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私は展望デッキの方をじっと見上げる。

『...はよ起きろ。』

そして、横で気絶している松田と伊達に呼び掛けた。するとパチリと目を開けた松田、瞬間私の胸ぐらに掴みかかってきた。

松田「テメェっ！！！なんでいきなり電話切った！？どれだけ心配したと思ってるッ！！！」

『.....いや、気絶させた事にはキレないんかい』

伊達「痛ェ〜っ...、怒るに怒れねーよ。嬢ちゃんは俺たち刑事を守る為にやったんだろ？」

身を起こしながら首を摩る班長を見やる。

『...やっぱり、松本管理官が偽物って気付いてたんだね』

松田「...嗚呼。ここ最近佐藤の様子がおかしかったからよ周りの刑事を探るような...ンでお前の家族が裏で動いてるとなれば、この警視庁内にソッチ人間が潜り込んでいると否が応でも応える。」

伊達「まぁ、偽モンが管理官だって言うのは気絶された時に気づいたがな」

『.....そう。じゃ、アンタら起きたから行くわ。他の刑事達はまだしばらく起きないだろうから安全な場所に運んでおいて、特に敢ちゃんと荻野刑事は丁重に扱え』

伊達「嬢ちゃんはどこ行くんだよ？」

『...ケリをつける。』

とだけ、言い私は展望デッキに向かった。

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展望デッキに上がると、壁の傍でぐったりと気絶している蘭の姿が見えた。ごめんな蘭...無茶させちゃって、あとアンタが人間卒業した瞬間をこの目で見れなくて(？)

とりま、ここに蘭を放置しておくと危ないので姫さん抱っこで安全な所へ運ぶ。別の壁際に背を寄り掛からせると、少しうめき声を上げて微かにこう呟いた。

蘭「新一...」

『...。“待ってろ蘭、絶対に戻って来る”』

アイツならそう言う、そう思い新一の声で気絶している蘭に呼び掛けた。それと同時に展望デッキの窓ガラスの方から見えてきた黒い物体。

『マジィな、急げ自分〜』

懐から銃を取り出し、スライドして空気砲を準備したと同時に“ある物”をその中に入れた。そして展望デッキから外の非常階段に出ると、奥からアイリッシュとコナンの声が聞こえてきた。

(...いける。)

私は非常階段の柵に上り、無数の赤い鉄骨の中の一本に向けて、手を伸ばし掴んでバク宙でその空間に入り込む。赤い鉄骨の中は迷路見たいで歪な空間だ、でもこれで私の存在はカモフラージュ出来る。

なんせ今日は赤黒いパーカーを着てきているのでね！という訳でアイリッシュの生死は2発目で決まる...。歪な鉄骨の空間を進み、非常階段の階段の所で悶着しているコナンとアイリッシュの場所に辿り着く。