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蘭「貴方...松本警視じゃないわね?」
向けられた銃口に蘭は拳を構える。
コナン「だめだっ...!」
蘭「大丈夫。」
コナン(ら、蘭...。)
蘭はじっと構え、新一の言葉を思い出した。
蘭(京極さんみたいに、ライフルは無理だけど...拳銃なら)
──新一「蘭、知ってるか?ライフル弾の速さは大体秒速1000mくらいそれに比べて、拳銃は約1/3の秒速350mくらいしかないんだぜ!」
蘭「...フッ、」
松本「何がおかしい?まさか、弾が避けられるとでも思ってるのか?」
蘭「その通りよ」
松本「ホォ...、面白い。やってみろ」
アイリッシュは引き金に指を掛け、、、指を引く。
蘭「...」
ドンッ──────────!
瞬間__、蘭は身を横に逸れ、銃弾は後ろの柱に当たりポロポロと破片が落ちた。
その刹那蘭はアイリッシュに迎え撃つ。
蘭「ハッ!!」
ドッ!!
松本「うおっ!」
アイリッシュは隙を取られ、手に持つ拳銃を弾き飛ばされその場に倒れ込んだ。
まさか本当によけれるとは...そう思い、コナンは目を見開いた。だが倒れ込んだアイリッシュはすぐに起き上がる。
松本「やるなァ、お嬢ちゃん」
蘭「!」
松本「忘れてたよ、お嬢ちゃんが空手の達人だということを...なぁッ!!!」
ドガッ───!!!
蘭「あッ...、!くっ、、はァ!!」
ゴッ!!
松本「おっとぉ、!」
ドゴッ!!!
蘭「ッく...」
蘭は溝落ちを取られ、咄嗟に後ろに跳ね何とか避けられた。その隙に蘭は拳をアイリッシュの顔に振るう。
ドカッ!!
松本「っ...、ふっ、くくくっ!」
蘭「!」
そこでアイリッシュの変装が破られ、口元部分が裂けた。それに気を取られた蘭...瞬間アイリッシュは蘭に殴り掛かる。
ドガンッ!!!
蘭「あぁッ!!」
コナン「蘭っ!!」
蘭は殴り飛ばされ、壁に体を強く打ち付けた。
蘭は冷や汗を浮かべ、身体を震わせながらも立ち上がろうとする。それを見たアイリッシュは破けた変装を解き、素顔が露になる。
アイリッシュ「フン、手間かけさせやがって」
蘭「くッ...、 うぅ...。」
新一「蘭、立つな!」
その隙にコナンは壁に隠れ、変声機で新一の声を出して蘭に声をかける。
新一「あとはオレに任せて、お前はじっとしてろ!」
蘭「しん...いち...」
蘭はガクりとその場で気を失った。アイリッシュはコナンの方を一瞥し、着ていたシャツも脱いで拳銃を拾った。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月1日 18時