検索窓
今日:113 hit、昨日:271 hit、合計:37,174 hit

467 ページ16

 



蘭「貴方...松本警視じゃないわね?」



向けられた銃口に蘭は拳を構える。



コナン「だめだっ...!」



蘭「大丈夫。」



コナン(ら、蘭...。)


蘭はじっと構え、新一の言葉を思い出した。


蘭(京極さんみたいに、ライフルは無理だけど...拳銃なら)



──新一「蘭、知ってるか?ライフル弾の速さは大体秒速1000mくらいそれに比べて、拳銃は約1/3の秒速350mくらいしかないんだぜ!」



蘭「...フッ、」



松本「何がおかしい?まさか、弾が避けられるとでも思ってるのか?」



蘭「その通りよ」




松本「ホォ...、面白い。やってみろ」



アイリッシュは引き金に指を掛け、、、指を引く。



蘭「...」






ドンッ──────────!







瞬間__、蘭は身を横に逸れ、銃弾は後ろの柱に当たりポロポロと破片が落ちた。

その刹那蘭はアイリッシュに迎え撃つ。



蘭「ハッ!!」


ドッ!!


松本「うおっ!」


アイリッシュは隙を取られ、手に持つ拳銃を弾き飛ばされその場に倒れ込んだ。

まさか本当によけれるとは...そう思い、コナンは目を見開いた。だが倒れ込んだアイリッシュはすぐに起き上がる。


松本「やるなァ、お嬢ちゃん」


蘭「!」


松本「忘れてたよ、お嬢ちゃんが空手の達人だということを...なぁッ!!!」


ドガッ───!!!


蘭「あッ...、!くっ、、はァ!!」

ゴッ!!

松本「おっとぉ、!」


ドゴッ!!!

蘭「ッく...」

蘭は溝落ちを取られ、咄嗟に後ろに跳ね何とか避けられた。その隙に蘭は拳をアイリッシュの顔に振るう。


ドカッ!!


松本「っ...、ふっ、くくくっ!」


蘭「!」


そこでアイリッシュの変装が破られ、口元部分が裂けた。それに気を取られた蘭...瞬間アイリッシュは蘭に殴り掛かる。


ドガンッ!!!


蘭「あぁッ!!」


コナン「蘭っ!!」


蘭は殴り飛ばされ、壁に体を強く打ち付けた。

蘭は冷や汗を浮かべ、身体を震わせながらも立ち上がろうとする。それを見たアイリッシュは破けた変装を解き、素顔が露になる。


アイリッシュ「フン、手間かけさせやがって」


蘭「くッ...、 うぅ...。」



新一「蘭、立つな!」


その隙にコナンは壁に隠れ、変声機で新一の声を出して蘭に声をかける。


新一「あとはオレに任せて、お前はじっとしてろ!」


蘭「しん...いち...」


蘭はガクりとその場で気を失った。アイリッシュはコナンの方を一瞥し、着ていたシャツも脱いで拳銃を拾った。
 

468→←464



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MN | 作成日時:2024年3月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。