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コナンはアイリッシュを倒す方法を考えた、しかし麻酔銃はもう使えない。そうなると残りは...とキック力増強シューズに目を向けた時、アイリッシュが近付いてきて足を振り上げて来た。
コナン「!?」
ﾄﾞｶｯー!!
コナン「あがｯ...、!」
松本「安心しろ！殺しはしない、気を失ってもらうだけだ。
生きて連れて帰らないと...俺が嬢ちゃんに返り討ちにされちまうし、あの方もお前が工藤新一だとは、思ってくれないだろうからな！」
ﾄﾞｯ！！
コナン「ゔっ...!!」
コナンは為す術なく蹴られ殴られ続け、満身創痍になる。
蘭「───あ！コナン君！！」
その時、蹴られ柱に打ち付けられたコナンの元に展望デッキに上がってきた蘭と警備員の姿が見えた。
それを見たアイリッシュはニヤリと笑みを浮かべ、蘭達の元へ駆け寄る。
松本「君たち、大丈夫か！」
蘭「あ、！松本警視！大変です、下で他の刑事さんたちが...！！」
松本「あぁ...、犯人に襲われてな」
そう話す松本警視を横目に、蘭は柱に寄りかかりぐったりとしているコナンに駆け寄る。その時蘭の足首を掴んだコナンは掠れ声で呼び掛ける。
コナン「ら...らん...」
蘭「え、なに...？？」
コナン「だ、めだ...っ、逃げ...」
蘭「何？どしたの？」
コナン「に...逃げろ、ヤツ、だ...。」
ﾄﾞｶｯ！！
警備員「がｯ...!!」
その時、アイリッシュは警備員を殴り飛ばした。
蘭「え?」
ｶﾁｬ──。
蘭「...。」
気絶した警備員に目をやった瞬間...背後から聞こえた金属音に蘭は眉を顰めて、ゆっくりと松本警視の方へ振り向き屈めていた身を立ち上がらせる。
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作者名：MN | 作成日時：2024年3月1日 18時
