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数分後、病院が騒がしくなった。
次々に患者さんや職員たちが病院から避難して行き、その間私は爆弾の隣に座ってた。別にやばくなったとしても解体出来るし...そう改めて考えると、コナンの世界のキャラの全能力使えるってマジでチートだな()
バタバタッ!!!
『おっ』
来ました!向こうから萩を先頭に爆処の人達がいっぱい!!
萩原「あッ、!キミは!!」
『やっほーおにーさん。爆弾私の隣の椅子の下にあるから解体は任せたよ!盗聴器登載されてるかもだから、お静かにね』
萩原「エッ、あっ、ウン!?てかちょっと待って!!どこ行くの!?」
『え?避難。お兄さん達来てくれたし“一般人”の私もこの病院から避難するの〜。』
萩原(っ、やっぱり...4年前のあの子と恐らく同一人物...。)
『あ、避難する前に一言。』
萩原「...?」
『松田陣平は観覧車に仕掛けられた爆弾解体に向かった?』
萩原「!なっ、なんでそれを!?というかなんで松田の名前を...??」
『質問に答えて。』
萩原「!...っアァ、もう1つの爆弾場所、、米花町の観覧車に向かったよ...。」
『.....。それだけ聞けたのなら十分、ねぇ、おにーさん。』
そう問い掛けると萩原は爆弾の方から目を離さずに「......なに?」とだけ呟いた。なら私の言う事は一つだ。ちょっとまた厨二くさい口調で喋ってるけどこれも生存のため...皆を救ける為!!
『次も私に会いたい?』
萩原「! ...嗚呼、会いたいよ。逢って、君の名前が、君が何者なのか、君が何処まで何を知っているのか、全部、、聞きたいことが沢山あるんだ。」
『.....そっか。なら次は、』
コツンッ...
そこで私は足を踏み出し、萩原から距離を取り、
『“同期五人”で私に逢えた時にだねー。』
そう萩原に告げて病院を出た。
──────────────────────────
萩原「...」
パチンッ...、
爆弾の解体は恐ろしい程に冷静になって進められた。あとは...三本コードを切れば解体成功だ。...こんなに冷静になったのは初めて、4年前のあの時とは違いちゃんと防護服も着ている。
自分でも驚いている、なんでこんな冷静でいられる?目の前に爆弾があるんだぞ?焦りは最大のトラップだが、緊張と焦りは違う。頭の片隅では死ぬんじゃないかという恐怖がある
でも、今はそれがない程に冷静になっている。なんでこんなに冷静でいられるのかは分かる、それは...
─『“同期五人”で私に逢えた時だねー。』
萩原「...ハっ♡ 絶対に逃がさないからね?フードのお嬢ちゃん」
俺をその気にさせたあの子のせいだ。
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sakiomi(プロフ) - ありがとうございます! (5月3日 15時) (レス) id: ebde28d070 (このIDを非表示/違反報告)
sakiomi(プロフ) - パスワードを知りたい時はどこから聞くといいですか⁇ (5月3日 9時) (レス) id: ebde28d070 (このIDを非表示/違反報告)
MN(プロフ) - 名無しさん» コメントありがとうございます!夢主の声...という事でしょうか?イメージするなら坂本〇綾さん辺りかなと思っています! (3月13日 16時) (レス) id: a9073d184b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - CV 誰だろ… (3月13日 16時) (レス) @page1 id: 8569e305d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年2月18日 23時