episode35 ページ35
学校を出た頃には既に18時を回っていた
夏休み明け、まだ外はそこそこ明るい
「…」
気まずい。非常に気まずい
何で私この二人と一緒に帰ってるの？
ホンくんに送ってもらうのは凄い嬉しいけど…
ハニ:何
「…いや別に」
幸いこの人に見てもらったおかげで一人で遅くまで残らずに済んだ
でも次の中間テスト、本当に赤点かも…
『Aちゃん英語苦手なの？』
「え？あ〜…うん」
『僕教えようか？まだ時間あることだし』
？！革命？
ホンくんの方からそう言ってもらえて嬉しいけど…
もしこれで私のせいで成績落ちて責任取れるのか？いや責任って？
ハニ:あんたに時間割愛したぐらいで成績下がんねえよ
「ねえ、さっきから何。エスパーなの？」
ハニ:そういう顔してる
『いいよ。教えた方が僕も理解できるし』
「…本当にいいの？」
『うん。』
ユンジョンハン、思わぬ核兵器？
さらっと約束出来た…
これで成績も上がって仲良くなって一石二鳥…？
ハニ:Aちゃんって俺も呼んでいい？
「どうぞ」
今日一日で凄い距離縮まったような
だけどこの人じゃない、私が仲良くなりたいのは
だってこのままだと私、ただの友達なんだよ？？？
『…』
「あ、あのホンくん…」
『ん？』
「…これ、ホンくん好きだと思って」
いつか渡そうと思っていた映画のDVD
ホシ曰くサスペンスものもグロテスクなものも観るらしいからと棚から選んできた
『わ、これ観たことない』
「結構昔のだからあまりレンタル店置いてないと思う…」
少し疲れていたホンくんの表情が一気に明るくなった
わ、可愛い
『ありがとう、やっぱりAちゃんと映画の趣味合うと思ってた』
え…そんな風に思ってくれてたの？
違うんです必死にホンくんが好きそうな映画をネットで沢山検索したんです…
寝ずに検索した甲斐があったなあ…
映画の話になると目を輝かせるホンくんが可愛い
「ありがとう、送ってくれて」
『また明日ね。』
にこにこと手を振ってくれるホンくんと素っ気ないユンジョンハン。
ここまで正反対なことあるか？
カツカツ…
ハニ:あ。
『どしたの？』
背中を向けて歩き始めた二人のうち、ユンジョンハンが振り返った
ハニ:進展あったら教えてねー
？！
本人の前で言う！？
クスッとだけ笑ってまた歩き始めた
…やばい。
味方というより…
弱味を握られた感覚…
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キキ - とても面白くて一気の読んじゃいました！続き楽しみにしてます^ ^ (2019年12月14日 17時) (
レス) id: b5b68b1f48 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - ホンくんの自分の気持ちに気づいた時の男らしい告白を楽しみに待ってます！でも、この2人の気持ちが重なるまでにある色々な出来事、それもまた楽しみです。ね、剛田ジョンハニ^_^更新を楽しみに待っています！頑張ってください^_^ (2019年11月25日 23時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
strawberry(プロフ) - いつも見てます！主人公ちゃんが中学校の時好きだった人で、btsのホソクさんはどうでしょう(o^^o)これからも更新頑張ってください！ (2019年11月23日 22時) (レス) id: b15d1f6763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やっこちゃん
| 作成日時：2019年11月5日 23時
