episode22 ページ22
お盆も直前に迫った8月10日。
地元で一番規模の大きい花火大会は無事に開催された
"しかしまあ、あんたあの3人に彼氏いないのー？"
「いないって言ってるでしょ？」
"ミンギュくんとかどう？"
「それはお母さんの好みでしょ」
お母さんに着付けをしてもらい、今年買ったばかりの水色と白の下地に淡いピンクの花びらが描かれた浴衣を着た。
ほんの少しの期待を込めて、髪もゆるいお団子に結えて浴衣と同じ色の花飾りを添えた
神社のそばまでお母さんに送ってもらうと
待ち合わせ場所には既に3人が待っていた
当たり前のように3人とも普段着。
"あまり遅くならないようにねー"
「はーい」
ホシ:おー馬子にも衣装？
「はあ？もっと言うことあるでしょ」
ジュン:お腹空いた
去年は来れなかったから4人でテンション上がりまくっている。
なんせ普段から祭り好きなんだから
花火大会までの時間は皆神社の中の屋台を回って時間を潰す
地元で一番の花火大会ともあって人の数も桁違い
先に神社のそばにある穴場の河川敷に場所取りをして屋台を回る
ミンギュ:やっぱ焼きそばだよなあ
「後でちょっとちょうだいよー」
ホシ:俺も俺も！
こうやって騒がしく過ごす中でも
私は何処かにいないか探してしまう
もしかしたら来てるんじゃないかって
この人混みの中、3人に気付かれないように
彼と似た背丈の人を見つけては彼なんじゃないかと目で追っては残念に思って。
・
ホシ:はーーこれどうすっか〜
子ども相手にムキになって取ったスーパーボールすくいの山。
夜空に照らすと色とりどりに輝くスーパーボールも幻想的に思える、夏祭りのイリュージョン
ひと通り食べてミンギュが準備してくれたレジャーシートに横になる3人
ジュン:あと15分ぐらいだねー
「あ、私いちご飴食べたいけど何かいる？」
ホシ:マンゴー！
カツカツ…
えっと…ホシがマンゴーで、
ジュンちゃんとミンギュがりんご飴か。
これおつかい引き受けたはいいけど持って帰るの大変じゃない？やらかした…
フルーツ飴の屋台は河川敷とは真反対の神社の奥の方にある
さっき気になった時に買っておけばよかった…
ドンッ
「あ、ごめんなさい…」
人混みを上手く通り抜けられず屋台の前まで行くのに随分時間がかかってしまった
「…あれ」
屋台の前には黒のTシャツに反して、金髪の髪が目立つ男が立っていた
こんな近くで見たのは初めてだ
ハニ:…あれ。
勿論、話したことなど一度もない。
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キキ - とても面白くて一気の読んじゃいました！続き楽しみにしてます^ ^ (2019年12月14日 17時) (
レス) id: b5b68b1f48 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - ホンくんの自分の気持ちに気づいた時の男らしい告白を楽しみに待ってます！でも、この2人の気持ちが重なるまでにある色々な出来事、それもまた楽しみです。ね、剛田ジョンハニ^_^更新を楽しみに待っています！頑張ってください^_^ (2019年11月25日 23時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
strawberry(プロフ) - いつも見てます！主人公ちゃんが中学校の時好きだった人で、btsのホソクさんはどうでしょう(o^^o)これからも更新頑張ってください！ (2019年11月23日 22時) (レス) id: b15d1f6763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やっこちゃん
| 作成日時：2019年11月5日 23時
