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episode10 ページ10

ホシ:おーー進展したんじゃん?
「でしょ?」
ホシ:だからお前唇腫れてんの?
「いつも通りだわ」


週明けの月曜日。
最初の休み時間に私の席に集まってきて話を聞いてきた

そうは言っても私はまだ何も進めてない
他の子はホンくんと話したことなんてもちろんあるし…


「でもまだ話しかけられない…」
ジュン:何で?
「好きな人とって何話したらいいのか分からないでしょ?」
ジュン:えーー
ミンギュ:でもジス、Aのこと結構気になってると思うけど


ミンギュくん、その言葉だけでも有難いよ
でもホンくんはみーんなに優しいしあの日だってたまたま同じ帰り道だっただけだし…


ミンギュ:嫌いな子に対して嫌われてるか確認なんてしないって


「あーーそんな期待させないで。」


でもそうであってほしい、そうであれ。
私のこと少しでも気になってほしいし記憶に残ってほしい
私のこと少しでも考えるようになってほしい

だけど実際、現実はそううまくいかない






ユキ:ジス、電子辞書貸して
『はい』
ユキ:ありがと〜


ホンくんを見上げて笑顔を見せるあの子は
私や他の子とは違う
ホンくんにとって大切な幼馴染なんだ


“やっぱりあの二人付き合ってるのかな”
“でもユキちゃん、ユンくんと付き合ってるんじゃない?”
“いいなぁ、何か三人だけの世界みたいな”


少女漫画でよくある。
ヒロインはどちらかが好きで、でも実は二人ともヒロインのことが好きで。
ホンくんは…どちらかというと当て馬側っぽいなあ

いや、何の想像を膨らませてんの?
当て馬でも何でも私からしたら不都合じゃん!やめなやめな!



ユキ:この間借りてたDVDさ、今日返しに行くね





やっぱり幼馴染って家出入りするんだ。しますよね、幼馴染だもん


『今日はバイトなんだ。』
ユキ:なんだ。じゃあまた今度ね
『うん。』



一体私は何を見ているんだろう
ぼーっと二人が話す光景を見て、何嫉妬しているんだろう


「…王子様だなあ」
ホシ:じゃあそこら辺にガラスの靴落としてこいよ
「シンデレラって柄じゃないでしょ」

ミンギュ:でもシンデレラだってガラスの靴落としてきっかけ作ったんだから


…深イイ〜
分かってる
何もしないでボーっと眺めているだけではいつか誰かに取られてしまうなんて
分かってるけど告白なんてできるわけない



ホシ:誰かに取られて泣いても知らねーぞ


…そんなの一番私が分かってる

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設定タグ:ジョシュア , seventeen , セブチ   
作品ジャンル:恋愛
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キキ - とても面白くて一気の読んじゃいました!続き楽しみにしてます^ ^ (2019年12月14日 17時) (レス) id: b5b68b1f48 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - ホンくんの自分の気持ちに気づいた時の男らしい告白を楽しみに待ってます!でも、この2人の気持ちが重なるまでにある色々な出来事、それもまた楽しみです。ね、剛田ジョンハニ^_^更新を楽しみに待っています!頑張ってください^_^ (2019年11月25日 23時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
strawberry(プロフ) - いつも見てます!主人公ちゃんが中学校の時好きだった人で、btsのホソクさんはどうでしょう(o^^o)これからも更新頑張ってください! (2019年11月23日 22時) (レス) id: b15d1f6763 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やっこちゃん | 作成日時:2019年11月5日 23時

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