episode30 ページ30
授業中、ずっと集中出来なかった
姿勢を崩さず授業を熱心に聞くホンくんを後ろの席から見る
彼の揃えられた少し短めの襟足すら可愛いと思う私は異常なのか
シワひとつないシャツにも性格が出ていて尚良い
授業を聞くフリしてホンくんの方を見ている私に気付いたのか隣の席のジュンちゃんは口角を上げた
起きているのすら珍しい。
ジュン:告白しないの？
私の視線の方向を見た後、再度私の方を見た
一番付き合い長いから分かってるくせに。
私が告白出来るようなタイプじゃないって
「…私から出かけるの誘うのってあり？」
ジュン:んーアリだと思うよ
ジュンちゃんは中学の時の私の恋愛事情を知っているだからこそあまり多くは口出ししないし干渉もしてこない
まあたまにやらかすところもあるけど
キーンコーンカーンコーン…
ジュン:でもどうすんのー？やっぱり勉強教えてもらうの？
「んーでもホンくん常にクラス一位だからやっぱ普段から勉強してるし邪魔になるかなあって…」
恋愛相談しながら下駄箱で靴を履き替えていた
あーローファーもだいぶ底が擦れてきたから替え時かなあ…
勢い良く地面に置き履き終わり、顔を上げた時
ジュンちゃんが私の後ろに視線を向けた
ジュン:あ。
「？」
振り返ると、常に私の話題の中心にいる彼がいた
『Aちゃん、この後予定ある？』
「え？あぁ、今からジュンちゃんとケーキバイキ…
ジュン:え？僕今から極真空手だよ？
いつから極真空手習い始めたんだよ
ジュン:あっいっけないいけない！稽古に遅れちゃうからバイバーイ！
長い脚を動かして走って帰ってしまった
…いつからそんな出来る子に？
『もしかして気遣わせちゃったかな』
「いや…全然。」
寧ろ二人きりにしてくれてありがとうだよ…
でも帰り際にホンくんに呼び止められるとは思わなくて内心バクバクしてる
『あ、今からさ…ちょっと行きたいところあるから一緒にどうかなあって思って』
「行きたいところ？」
ホンくんが私と行きたいところ……？
そんなところ存在するの？え？
まさか毒盛られて私臓器売買されない？
「い、行きます。」
『本当？よかった、じゃあ行こうか』
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キキ - とても面白くて一気の読んじゃいました！続き楽しみにしてます^ ^ (2019年12月14日 17時) (
レス) id: b5b68b1f48 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - ホンくんの自分の気持ちに気づいた時の男らしい告白を楽しみに待ってます！でも、この2人の気持ちが重なるまでにある色々な出来事、それもまた楽しみです。ね、剛田ジョンハニ^_^更新を楽しみに待っています！頑張ってください^_^ (2019年11月25日 23時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
strawberry(プロフ) - いつも見てます！主人公ちゃんが中学校の時好きだった人で、btsのホソクさんはどうでしょう(o^^o)これからも更新頑張ってください！ (2019年11月23日 22時) (レス) id: b15d1f6763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やっこちゃん
| 作成日時：2019年11月5日 23時
