episode29 ページ29
「杉野君？」
思いも寄らぬ人物の名前に私は？を浮かべた
「あぁ、よく話すね」
『…そっか』
山��君と吉沢君が一緒にいるのはよく見かける
話してみると気があうって山��君言ってたな
でも杉野君と吉沢君は全然話したことないし…
だから名前が出たのは驚いた
『同じバイト先なんだよね？』
「うん、共通の友達がいて同じタイミングで頼まれたから…」
食事を済ませてテレビを見ながらくつろいでいる時に彼はその話題を出した
…どうしたのかな
『二人でいるのはやめてよ』
強めの口調で隣から言われた
前までそんなこと言われたことなかった
二人といっても杉野君に対して特別な感情は無い
女友達と話すのと同じ感覚だ
「ごめん、嫌なら話す回数減らすから」
『…嫌だって分かってるなら何でそういうことするの？』
…
初めて、吉沢君が怖いと思ってしまった
「…ごめんなさい…」
『…ごめん、強く言って…』
普段の優しい吉沢君だった
杉野君とはしばらく話すのはやめよう
私でも嫌だ
嫌なことをしてしまったのは私の方だ
「…ん、…」
一度唇が重なり、また重なる
次に重なると舌が入ってきて離さない
気づけば彼がリードするのが当たり前になっていた
私のこと全部知ってるように攻めてくる
視界や話す自由も動く自由も奪われて
彼のするがままにされることもある
「やっ…やだ、恥ずかしい…」
『ダメ、もっと見せてよ』
強めの力で押さえつけられて感じてる私は変態だ
自分の息が漏れてるのがまた恥ずかしい
『離れないでよ、一生離れないでよ…ねえ、』
力の入らない私に
ググッと首を絞めるのはこの日が初めてだった
「え、っ…あ…あ…」
何が起きてるのか分からなかった
彼が首を両手で絞めてきた
上手く話せなくて
虚ろな目で彼を見るとゾクゾクと笑いながら口角を緩めていた
『ねえ、気持ちいい？』
首を絞められて横に振るとどんどん力が強くなっていった
目に涙が溜まり横に流れていった
最後の力を振り絞ってゆっくりと頭を縦に振った
『好き、好きだよA…』
「ケホッ…ゲホッ、ッ」
手が離れた瞬間息を吸い込むのに必死でむせた
別空間に連れ込まれそうになった
『ごめん、痛かった？痛かった…？』
ねえ吉沢君
口角が上がって何でそんなこと言えるの…？
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梨菜(プロフ) - 松坂桃李さんとか瑛太さんとかどうですか？ (2018年9月17日 20時) (
レス) id: b47de58dc9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 不倫相手の方田中圭くんがいいです！ (2018年9月17日 17時) (レス) id: 18f3173c38 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜姫 - 頑張ってください。これからも楽しみです！ (2018年9月16日 22時) (レス) id: 4f95f6d532 (このIDを非表示/違反報告)
ユ イ(プロフ) - 初めまして！いつも更新楽しみにしています！ツイッターでの動画も見させていただいてます！ライバル役の俳優さん、杉野遥亮くんでリクエストしたいです！ (2018年9月2日 22時) (レス) id: b6524cadb0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - はじめまして！お話読ませていただきました！この2人がどうなるのか楽しみです、これからも頑張ってください。楽しみにしています！ (2018年9月1日 22時) (レス) id: 55486c6208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：君との時間。
| 作成日時：2018年8月26日 19時
