episode44 ページ44
山��:あーあ、ユリちゃん立って、帰るよ。
真剣:ウーロンハイと烏龍茶間違えるからさあ…
『俺こいつのマネージャー電話するから、先帰ってて。』
まさか飲み間違えるとは思ってなかったけど。
…今日って誰得だったんだよ
二人に先に帰ってもらい個室で隣で寝ているアホに自分のジャケットを被せた
『…あ、もしもし。吉沢なんですけど…はい、はい…は？』
…まじか。
姪っ子の看病してて行けそうにないから送ってくれ？
俺にどんな安心感持ってんの？
『…撮られても知らねえぞ、おい』
頬を軽く叩いても起きない。
…目の下クマ出来てるし最近寝てねえんだろうな
変装の眼鏡をかけ、爆睡のこいつを背負って店の前でタクシーを待った
・
・
ゴオーー…
軽い振動に叩き起こされるように目覚めた
タクシーの中で、誰かにもたれかかっていた
「……ん、…は？吉沢？」
『よだれ出てんぞ』
「あれ焼肉屋にいたよね…」
途中からの記憶が無く、目が覚めると二人でタクシー乗ってるって何事？
…ジャケット？
「あ、ごめん。返す…」
『外寒いから着とけ。お前映画控えてんだから』
「…ありがとうございます」
…
「おかしい」
『…何が』
「吉沢、なんか怒ってる？」
いつも機嫌が良いわけではないけど
今日は特に機嫌が悪い
『…誰かさんイケメンに囲まれて幸せそうで』
…
新田真剣佑かよ。
「ファンって言われたら断れないでしょ。唯一のファンなんだから」
『お前の映画ぐらい俺だって何十回も見てるわ』
…
「妬いてんの？」
『…』
窓ガラスに頬杖をついてこっちを見なかった吉沢が
顔を覗き込む私にキスをした
「……え、」
『妬くからもうそんな薄手で来んな。』
…
「…運転手さんここで止めてください」
その頃の私は
イライラしていた
煮え切らないこの関係に
『おい、』
「私はあんたみたいな人に好かれるような人間じゃないの」
毎日に怯えているのが私だ
面倒な生き物だと自分で自覚しているからこそ
こんな人と自分が不釣り合いなことぐらい分かっている
「…暫く会いたくない」
ガタンッ
自分の座っていた場所にタクシー代を多めに置き
早歩きでその場から去った
『…んだよそれ…』
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サザンカ - こちらでの更新を続けて下さるという事で凄く嬉しいです！これからも頑張って下さい！応援しております。 (2018年12月16日 17時) (
レス) id: 82c01bfe61 (このIDを非表示/違反報告)
真夏介 まなすけ(プロフ) - 返信ありがとうございます！Twitterは、プライベッターだで更新する感じですかね？プライベッターじゃないのならID教えて頂くことって可能ですか？ (2018年11月4日 0時) (レス) id: 7396319e1c (このIDを非表示/違反報告)
君との時間。(プロフ) - 真夏介 まなすけさん» ぜひツイッターでお楽しみください… (2018年11月3日 21時) (レス) id: 0023c7184c (このIDを非表示/違反報告)
真夏介 まなすけ(プロフ) - いつも読ませて頂いてます。前作読ませて頂いてます。君との時間。さんの作品大好きです！今連載している2つの作品が終わったら占いツクールを卒業すると聞いて、すごく悲しいです。これからも頑張ってください (2018年11月3日 21時) (レス) id: 7396319e1c (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 金子って金子大地くんですか？！大好きだから嬉しい… (2018年10月28日 23時) (レス) id: c542c8db84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：君との時間。
| 作成日時：2018年8月26日 16時
