196話 ページ15
Noside
ｴｰｽ「顔に似合わず、言うことこっわ……。」
エースがリドルに対して、ボソッと呟く。
ﾘﾄﾞﾙ「学園長はキミたちを許したようだけど、次に規律違反をしたらこのボクが許さないよ。」
リドルは1年生たちにそう言い放った。
ﾘﾄﾞﾙ「A、キミもだ。このままでは先輩として、下の者に示しがつかないだろう。特に、キミは今年から副寮長だろう？」
リドルはここ最近ピリピリしていて、Aへの説教も増えた。
その理由はもちろん、新入生が入ってきたからだ。
Aもその事を汲み取っているのか、大人しく説教を聞いている。
ﾘﾄﾞﾙ「もう少し寮のことを考えて…って、聞いているのかい！！」
はずもなかった。
『見てこれ、味の変わるスパイダーグミ。』
リドルにグミを見せびらかしては、口の中へ放り込む。
『んん〜〜、土の味。』
ﾘﾄﾞﾙ「キミってやつは…！！」
ﾄﾚｲ「まあまあ。リドルも落ち着け。」
リドルが顔を真っ赤にした所で、トレイが二人の間に入る。
当の本人は気にせずもっちゃもっちゃとグミを食べ続けている。
とんだ精神力だ。
ｴｰｽ「…………あのー、ところで寮長。この首輪って……外して貰えたりしませんかね？」
これ以上リドルの機嫌が悪くなる前にと、エースは口を開く。
リドルはひと息ついてから、エースへと向き直る。
ﾘﾄﾞﾙ「反省しているようなら外してあげようかと思っていたけど、先ほどの発言からしてキミに反省の色があるようには見えないな。」
リドルは目をスッと細めて、エースを見据える。
ﾘﾄﾞﾙ「しばらくそれをつけて過ごすといい。心配しなくても、1年生の序盤は魔法の実践より基礎を学ぶ座学が中心だ。」
ﾘﾄﾞﾙ「魔法が使えなければ昨日のような騒ぎも起こさなくて、ちょうど良いだろう？」
『それに、慣れたら結構着け心地いいよ。』
ぴょんぴょんと飛び跳ねるAに対して、エースは慣れて溜まるか！と突っ込みたい気持ちをグッと抑える。
ﾘﾄﾞﾙ「慣れてもらっちゃ困るんだ。キミは1年生より手が掛かる…。」
にへへと笑うAの顔を見ては、ため息を着く。
ﾘﾄﾞﾙ「さあ、昼食を食べたらダラダラしゃべっていないで早く次の授業の支度を。ハートの女王の法律・第271条『昼食後は15分以内に席を立たねばならない』。ルール違反は……おわかりだね？」
『ルール破ったら、俺とお揃いになれるオプション付き〜。』
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桃(プロフ) - イグニコールめためた面白くてゲラゲラ笑ってましたww小説でこんな笑ったの初めてですw応援してます！ (5月17日 0時) (
レス) @page4 id: 6a25fafd93 (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - オルト君がオバブロするのもすごいのにカーチェイスで戻すなんてさらにすごい…。やっぱり、作者様の脳内は私の考えなんて足元にも及ばないほど面白いですね。好きです。 (2023年4月6日 21時) (レス) @page46 id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - オクタ回収…。す…すげぇや姉貴…(？)(小並感)自分のペースで、どうか無理だけはせず…。ツムツム頑張ってください！ (2023年4月6日 1時) (レス) @page45 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ポラリん。(プロフ) - オクタ回収出来たんですか！？ ヴァネッサさん出たけどオクタ未だゼロです、、頑張ってください！ (2023年4月5日 3時) (レス) @page44 id: 7cbb01627a (このIDを非表示/違反報告)
hareotomiya0108(プロフ) - ツムツムなら仕方ないですよね頑張ってください！ (2023年3月31日 3時) (レス) @page42 id: cc5d6355d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2023年3月22日 12時
