190話 ページ9
Aside
教室に帰った後、ラギーに巻き込まれたことを話したら、大爆笑された。
どんまいッスwwwつって馬鹿にしたお前のことは一生忘れない。
雑巾100枚、お前のその汚ねえ心を洗うのに使ってやろうか。
そして時は過ぎ、放課後となった。
いつも通り反省文を各教師に届けて、大食堂へと向かう。
そこには即に、ユウクンとカモノハシがいた。
『やあ、待った?』
俺は出来るだけ爽やかに声を掛ける。
なにせ、俺はこの学園で初めて先輩という立場なのだ。
グリ「おせぇーんだゾ!」
ユウ「こらグリム。いえ、僕たちも今来たところです。」
『そっかー。じゃ、もう1人の子が来る前に、先に掃除始めとくか。』
俺は袖を捲って、水魔法で雑巾を濡らしていく。
ユウ「うわあ、凄い……。」
目をキラキラとさせるユウクン。
『ふふん、任せて。俺、窓拭き掃除のプロフェッショナルだから。』
グリ「言ってることは全然かっこよくねーんだゾ…。」
雑巾をカモノハシの顔にベタン!と1枚ぶつけてやった。
いてーゾ!とかわざとだろ!とかギャーギャー喚くが、知らんぷりをして雑巾で窓を拭いていく。
グリ「それにしてもあのエースってヤツ、遅いんだゾ。オレ様を待たせるとはいい度胸だ!イライラ!」
確かに、時間が経ってもなかなか来ないな。
『良かったら、二人で探してきてくんね?俺は窓拭き進めとくからさ。』
手作業で拭いている二人と、俺が魔法で一掃している差は歴然である。
探して人手を増やしてくれた方が、俺的には有難いんだけど。
ユウ「そうですね…。グリム、僕たちで探しに行ってみよう。」
グリ「罰をオレ様たちだけに任せて逃げるなんて、許さないんだゾ!行くぞ子分!エースをとっ捕まえて窓掃除をさせてやるんだゾ!」
ユウ「わわ、ちょっと待って!先輩、失礼します!」
早速カモノハシに置いてかれているユウクンを見て、大丈夫か?と不安に思う。
俺は二人に手を振って、窓拭き掃除を続ける。
うん、飽きたわ。
元々窓なんか綺麗なんだから、拭く必要無くね?
悶々と考えていると、いいことを思いついた。
『ハーツラびゅル寮の薔薇みたいに、ペンキで拭いちゃえばいいんじゃね!?』
水なんか使う必要無いじゃん!と俺は早速、雑巾を色変え魔法で沢山の色に変える。
これで窓を拭けば、どんなことになるのやら。
1579人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桃(プロフ) - イグニコールめためた面白くてゲラゲラ笑ってましたww小説でこんな笑ったの初めてですw応援してます! (5月17日 0時) (レス) @page4 id: 6a25fafd93 (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - オルト君がオバブロするのもすごいのにカーチェイスで戻すなんてさらにすごい…。やっぱり、作者様の脳内は私の考えなんて足元にも及ばないほど面白いですね。好きです。 (2023年4月6日 21時) (レス) @page46 id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - オクタ回収…。す…すげぇや姉貴…(?)(小並感)自分のペースで、どうか無理だけはせず…。ツムツム頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) @page45 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ポラリん。(プロフ) - オクタ回収出来たんですか!? ヴァネッサさん出たけどオクタ未だゼロです、、頑張ってください! (2023年4月5日 3時) (レス) @page44 id: 7cbb01627a (このIDを非表示/違反報告)
hareotomiya0108(プロフ) - ツムツムなら仕方ないですよね頑張ってください! (2023年3月31日 3時) (レス) @page42 id: cc5d6355d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月22日 12時