208話 ページ27
Aside
スマホに写る変な顔のエースクンに満足して、ポケットにしまう。
ほんといいツッコミするよね。
もちろん、苺タルトもきちんと撮ってラメ付きの加工も施した。
エース「A先輩ほんと懲りないよね……。んじゃ、いただきまーす。……パクッ!」
俺たちもエースクンに続いて、苺タルトを口に入れる。
デュ「……ん!?」
トレイ・ケイト「「こ、これは……」」
『イカ墨パスタの味だ!!!』
「「「「しょっぱい!!!!!」」」」
違った。
リドル「えぇっ!?」
エース「なんだこりゃ!?う゛えっ、ケホッ!めちゃくちゃしょっぱい!なんで苺タルトからイカ墨パスタの味が出てくんだよ!?」
『君、イカ墨パスタ食べたことないの?こんなじゃん。』
エース「全然ちげーよ!?つかこれ、何入れたらこうなるワケ!?」
他の皆も苦い顔をする。
しょっぱいのにね。
リドル「厳密に材料を量って、ルール通りに作ったんだ。そんな間違いはないはず……あっ!」
リドルが声を上げて、おずおずと口に出す。
リドル「もしかして……オイスターソースを入れたから?」
デュ「ゲホッ……もしかしてクローバー先輩が冗談で言ってたセイウチ印の?」
『ほらあ!イカ墨パスタじゃん!』
エースクンにそう言うと、全然ちげーよ!!!と手刀が返ってきた。
オイスターは海鮮。
イカ墨も海鮮。
一緒じゃん。
リドル「だってトレイが昔、レシピには載ってないけど美味しいタルトには絶対隠し味でオイスターソースが入ってるって……。」
『へえ、オイスターソースが……そうなんだ…。』
俺も今度作ってみよう。
エース「オエッ、んなわけねーだろ!ちょっと考えれば嘘だってわかるでしょーが!」
『え!?嘘なの!?』
エース「馬鹿じゃん。」
ユウ「自分も騙されてたくせに。」
『なあんだエースクンも騙されてたんだあ。』
エース「るっせぇ!!!その目やめろ!!」
お前も馬鹿じゃんばーかばーかと罵りあいを始める。
ユウ(なんて低レベルな口喧嘩…。)
ケイト「しかもこれ、隠し味って量のしょっぱさじゃないよね。どんだけたくさん入れたの?」
リドル「だ、だって適量とか言われてもわからないだろう?何cc使うのか正確に教えておいてくれないと……」
うわ、その気持ち分かる。
適量って言葉作ったやつのことぶん殴りたい。
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桃(プロフ) - イグニコールめためた面白くてゲラゲラ笑ってましたww小説でこんな笑ったの初めてですw応援してます! (5月17日 0時) (レス) @page4 id: 6a25fafd93 (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - オルト君がオバブロするのもすごいのにカーチェイスで戻すなんてさらにすごい…。やっぱり、作者様の脳内は私の考えなんて足元にも及ばないほど面白いですね。好きです。 (2023年4月6日 21時) (レス) @page46 id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - オクタ回収…。す…すげぇや姉貴…(?)(小並感)自分のペースで、どうか無理だけはせず…。ツムツム頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) @page45 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ポラリん。(プロフ) - オクタ回収出来たんですか!? ヴァネッサさん出たけどオクタ未だゼロです、、頑張ってください! (2023年4月5日 3時) (レス) @page44 id: 7cbb01627a (このIDを非表示/違反報告)
hareotomiya0108(プロフ) - ツムツムなら仕方ないですよね頑張ってください! (2023年3月31日 3時) (レス) @page42 id: cc5d6355d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月22日 12時