202話 ページ21
Aside
ケイト「そんじゃ、オレたちはまずお庭の片付けといきますかぁ。」
『そうだね。みんな頑張って。あ、俺、三輪車の修理出して来るわ。』
エース「壊れてねーだろ!」
帰ろうとしたら、エースクンに腕をガシッと掴まれた。
『先輩だぞ!!!』
敬語使え敬語を!!!
トレイ「俺も手伝う。」
ケイト「トレイはリドルくんを保健室に運んできて。……オーバーブロットしちゃったわけだし、一度先生に診せたほうがいい。」
トレイ「いや、それはAに頼もうかな。ここの寮生じゃないし、片付けを任せる訳には行かない。…行ってくれるか?」
『もちろん。』
エースクンに勝ち誇った笑みでそう答えた。
デコピンされた。
『先輩だぞ!!!!!』
クロ「私も付き添いましょう。」
『ごめんなさい学園長サン。この三輪車、2人用なんだ。』
クロ「乗って行くつもりなんですか???」
リドル「ボクは乗るつもりないけれど。」
『後部座席がたった今空きました。』
クロ「私も遠慮しときます。」
仕方が無いので、三輪車は置いて行くことにした。
リドルに肩を貸して、保健室までの道のりを歩く。
リドル「………ごめん。」
リドルが学園長サンに謝っている。
リドル「ボク、上手くいかないからって、Aにも当たっちゃった…。」
俺だった。
『…確かに、俺の法律を否定されたのは傷付いた。』
リドルは俺の言葉を聞いて、俯いてしまった。
『…まあでも、一緒にこれ履いてくれるなら、許してあげる。』
俺は魔法で、笛付きサンダルを取り出した。
リドル「………………………嫌だ。」
『ここ断る場面じゃないんだけど。』
俺は口を尖らせる。
『はぁ…………でも、リドルが無事で、ほんと良かった…。』
リドル「…!」
『もしリドルがいなくなったら、俺…俺…』
目から聖水が溢れ始めた。
ポーカーフェイサーの名は伊達じゃないというのに、こういう時に限って聖水は止まらない。
そんな時でも、今の俺すっげぇ可愛いんだろなって考えちゃうの、なんでだろ。
リドル「〜〜!!!分かった、履くよ。」
『…え?』
リドル「だから、そのサンダル…一緒に履きたいんだろう?」
リドルの言葉に俺は顔を輝かせた。
リドル「……今日だけだからね。」
1579人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桃(プロフ) - イグニコールめためた面白くてゲラゲラ笑ってましたww小説でこんな笑ったの初めてですw応援してます! (5月17日 0時) (レス) @page4 id: 6a25fafd93 (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - オルト君がオバブロするのもすごいのにカーチェイスで戻すなんてさらにすごい…。やっぱり、作者様の脳内は私の考えなんて足元にも及ばないほど面白いですね。好きです。 (2023年4月6日 21時) (レス) @page46 id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - オクタ回収…。す…すげぇや姉貴…(?)(小並感)自分のペースで、どうか無理だけはせず…。ツムツム頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) @page45 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ポラリん。(プロフ) - オクタ回収出来たんですか!? ヴァネッサさん出たけどオクタ未だゼロです、、頑張ってください! (2023年4月5日 3時) (レス) @page44 id: 7cbb01627a (このIDを非表示/違反報告)
hareotomiya0108(プロフ) - ツムツムなら仕方ないですよね頑張ってください! (2023年3月31日 3時) (レス) @page42 id: cc5d6355d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月22日 12時