世界をあげる【宮侑】

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(アニメ派の方ネタバレです。)




"日本のスケート界の英雄鴇A

17歳にして今シーズン限りで引退宣言"





あの報道から5年。

私はスケートを辞めて、今はセラピストの資格を取ってセラピストとして働いている。



もちろん、

侑との仲も健在だ。



そして、今日。

その彼の試合を見に来ている。


治「あれ、Aちゃん！見に来たん！」


『治くん、久しぶり。ピリ辛きゅうりおにぎり3つ！』



治「まいどー！ていうかそんな大っぴらに顔とか出しとってもええん？さすがにAちゃん有名人やしメガネとか…」



『ちょっと後悔した…。私のことわかる人まだこんなにいらっしゃるって思わなくて…』



ここに来るまでに「鴇A…？あのスケートの？」「え、なんでバレー見に来とるん？」
とか散々ヒソヒソされたりサインを求められたり。




観客席についても同じだった。




でも今日は久々に侑のバレーを近くでみれる、


その気持ちでいっぱいいっぱい。









実「セッターは13番 宮侑
曲者揃いの攻撃陣を巧みに使います。」




『…！！！きた！』





侑も私のグランプリファイナルみてた時、こんな気持ちだったんだろうか。





『頑張れ、侑！！！』



・


・



・

A。




ちゃんと見とけよ。





俺もお前に、バレーでいつか必ず









＿＿＿＿..."世界をあげる"

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