許されざる呪文_02 ページ9
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you side
「ロングボトムだな。スプラウト先生に聞いたぞ、薬草学が得意だそうだな」
「えと、あとは磔の呪文…です」
「そう、その通り！来い」
ネビルが答えると、ムーディ先生はネビルを教壇前まで呼んだ。磔の呪文、そんな言葉に心臓が早くなったのが分かった。
大丈夫、大丈夫…あれは過去で、もう終わったこと。
「拷問の呪文だ…Crucio (クルーシオ / 苦しめ) 」
ムーディ先生がそう唱えた、蜘蛛はキーキーと苦しそうな声を出して悶えている。
心臓がうるさい、こわい、自分が呪いをかけられたわけでもないのに、息が、苦しい。
「やめて！ネビルが辛そうです、やめて！」
隣に座っていた、ハーマイオニーがそう叫んだ。その声にハッとして、少し落ち着いた。視線を戻すと、ネビルも相当辛そうだった。
ハーマイオニーの声で、ムーディ先生は呪いを解いた。そしてその弱った蜘蛛をハーマイオニーの机に置く。
「では許されざる呪文の最後の一つは？」
そう、ハーマイオニーに問うもハーマイオニーは首を左右に振る。教授は蜘蛛にを突きつけて、叫ぶように呪文を唱えた。
「Avada Kedavra ( アバダ ケダブラ / 息絶えよ ) 」
緑色の光が蜘蛛へ当たる、キィと小さな鳴き声をあげて、蜘蛛は動かなくなった。
「死の呪いだ。これを受けて生き延びたのはただ一人、今ここに居る…」
ムーディ先生はハリーの前まで来てそう言った。そして大広間の時と同じようにポケットから小瓶を取り出して、何かをあおる様に飲んだ。
授業が終わって、なかなか立てずにいた。今日はハーマイオニー達と授業を聞いていて、心配はかけたくなかったけどどうしても足に力が入らない。
「A、大丈夫？顔色が良くないわ」
「本当だ、真っ青だよ」
「医務室に行った方がいい」
心配そうに、私のことを見つめる３人に申し訳なくなる。大丈夫だよ、ちょっとびっくりしちゃっただけで…その言葉を発しようとするも、声が出ない。
まずいかも、そう思った時には、もう、何も考えられなくなって
目の前が、真っ暗になった。
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ななな - めっちゃ面白いですね！これからも頑張ってください‼︎ (4月22日 16時) (
レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
りかこ(プロフ) - 素敵な作品に出会いました。今日一気見しちゃいました！ここからどんなストーリーになるのか、ドラコとどうなっていくのか気になります！更新頑張ってください。応援しています！ (2月13日 16時) (レス) @page2 id: d00547c92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2024年2月12日 20時
