君のおかげ ページ38
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you side
「A…！」
『ドラコ』
校長室を出て、急ぎ足でスリザリンの寮へと向かった。はやくドラコに会いたくて。
そんな気持ちが通じたのが、談話室の前でドラコが待ってくれていた。思いっきり抱きしめられる。大好きなドラコの優しい匂い。
「心配した、本当に…」
『なんだか、心配かけてばっかりだね…ごめんね、ドラコ』
「Aが謝ることは何も無い…この傷は…？」
『ちょっと、…うん』
私の右腕に巻かれた包帯を心配そうに見つめるドラコ。
ドラコには元々伝えてあった、ホグワーツに帰ってこれた時に父親のことも。ドラコも、相当驚いた様子だったけど彼も受け入れてくれた。切れない繋がりがあるのに、これから困難しかないのに。
ドラコは、知っているのだろうか…ルシウスさんのこと。
『腕、傷だらけだ…』
「君が頑張った証だろう、恥ずべきことでは無い」
私の手を握りながら、優しく彼は言う。
「どんな君も、美しい」
『照れる、もう、ほんとに…』
真っ直ぐ私を見つめて、ドラコはそう言う。
「みんなも心配していた。戻ろう、A」
ドラコに手を引かれて私は談話室へと入った。みんな、心配してくれて…ミリセント ダフネ セオドール ブレーズ そしてクラッブ ゴイルには なぜ一緒にいたのかを話した。ムーディ先生は偽物で連れ去られたこと、例のあの人が復活した事も、それを見たことも、…自分の両親については、話せなかったけど。
「そんな…っ」
「なんでAが…」
「……復活したんだな、例のあの人が…」
「これから、どうなるんだろう…」
「なるようにしかならないんだし、今気にしても仕方ないんじゃないか？Aが無事でよかった、今はそれだけでいいじゃん」
『セオドール…』
「確かに、無事でよかった…A」
ダフネから優しいハグ。そんな様子を見て、ドラコも優しく笑ってくれた。
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ななな - めっちゃ面白いですね！これからも頑張ってください‼︎ (4月22日 16時) (
レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
りかこ(プロフ) - 素敵な作品に出会いました。今日一気見しちゃいました！ここからどんなストーリーになるのか、ドラコとどうなっていくのか気になります！更新頑張ってください。応援しています！ (2月13日 16時) (レス) @page2 id: d00547c92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2024年2月12日 20時
