真実_01 ページ36
_
you side
セブルスの薬品庫から、真実薬をとってからムーディ先生の部屋へと急いだ。向かう途中に、あった事を簡単に話して。ムーディ先生は偽物だということ、例のあの人…ヴォルデモートが復活したということを。
ダンブルドア先生がムーディ先生のドアを蹴破り、ムーディ先生に向かって杖をふるう。吹っ飛ばされて倒れたムーディ先生にセブルスが持ってきた真実薬を無理やり飲ませる。
「わしは誰じゃ」
「アルバス・ダンブルドア」
「お前はムーディか？どうじゃ！」
「違う」
「本物はどこじゃ？！この部屋に居るのか？」
そういうと、ムーディ先生の目が部屋の隅にある一つの箱を見つめた。ダンブルドア先生がハリーに退くように伝えると、マクゴナガル先生はハリーを庇うように後ろに隠す。
セブルスが杖を振るうと、大きい箱の蓋が開いて、中から次々と箱が出てくる。一番最後の箱が開く、みんなが覗き込むと箱の奥底に、一つの人影が見える。
「無事か、アラスタ」
「すまんアルバス」
本物のムーディ先生の様だ、ダンブルドア先生の問いにか弱い返事が返ってくる。セブルスは、偽ムーディ先生がいつも飲んでいた小瓶を鼻に当て、匂いを嗅ぐと ポリジュース薬です、とダンブルドア先生へ伝えた。
「君からくすねていた犯人がわかったの、今助けてやるぞ」
すると偽ムーディ先生が急に苦しみだし、自身のつけていた義眼を外して床に投げつけた。顔が次第に変わってきて…その場に座り込んだ。
「バーティ・クラウチ・ジュニア」
クラウチさんの、息子…？
「そいつの腕の傷も見せろ！」
「ハリー、腕を！」
腕まくりをすると、左腕にあの ” 印 ” があった。ハリーの傷を近付けると、その印は、ハッキリと濃くなる。ダンブルドア先生も、マクゴナガル先生も…セブルスも驚いている。
「この意味がわかるだろ…？あの方が、ヴォルデモート卿が蘇った…」
「僕、抵抗できなかったんです」
「アズカバンに告げよ、囚人が逃げていたとな」
「俺は英雄として迎えられる！！」
「どうかの、闇の世界に英雄などおらん」
「お嬢ちゃん！！」
『いっ゛！』
バーティ・クラウチ・ジュニアに腕を掴まれる、傷口に彼の指が食いこんで、口の中が血の味がする。反射的に涙が滲む。すぐにセブルスによって引き剥がされるも、べっとりとついた私の血を大事そうに見つめるクラウチJr。
「あのお方の血…はぁ、っあぁ、…」
ｰｰｰ闇の帝王の…血…！
_
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 222人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななな - めっちゃ面白いですね！これからも頑張ってください‼︎ (4月22日 16時) (
レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
りかこ(プロフ) - 素敵な作品に出会いました。今日一気見しちゃいました！ここからどんなストーリーになるのか、ドラコとどうなっていくのか気になります！更新頑張ってください。応援しています！ (2月13日 16時) (レス) @page2 id: d00547c92a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リン | 作成日時：2024年2月12日 20時
