お守り ページ27
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you side
まだ少し肌寒い中、ドラコと肩を並べて歩く。
『次の課題で終わりかぁ…なんだかあっという間だったね』
「そうだな」
『無事に終わると、いいな』
「今回は安全対策は十分に考慮されてると言っていたし、そこまで心配するほどのものでもないさ」
『…でも、嫌な予感がするの…とても』
足を止める、何がどうという…明確な理由はないけれどこのトライウィザード・トーナメントが始まってからずっと嫌な感じがしていた。モヤモヤして、気持ちが悪いそんな感じ。
ドラコも足を止めて、私の方へと振り向く。
「…それは、何か良くないことが起きそうな予感がするってことか？」
『うん、…胸騒ぎが、して…』
「……A、君にこれを」
『…これは』
エメラルドだろうか、緑色の綺麗な石だけが装飾された、シンプルだがデザインがとても洗礼されているブレスレットだった。それはドラコがずっとつけていたもの…ドラコのお母さんから譲り受けた大切なものだと入学してすぐに聞いたことがあった。
「…せめてものお守りだ、いつでも僕を近くに感じられるだろ？」
そう言いながら、ドラコが私の右手にそのブレスレットをつけてくれた。
『こんな大事なもの…！』
「…いつか、Aにちゃんと僕からプレゼントする。その時に返してくれればいい」
『…ドラコ…ありがとう』
ブレスレットにそっと触れる
「僕は、ずっと君の隣に居る。何があってもだ」
『〜っ、だいすきよ、ドラコ』
思い切り抱きつくが優しく受け止めてくれるドラコ。
「僕も、大好きだ」
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ななな - めっちゃ面白いですね！これからも頑張ってください‼︎ (4月22日 16時) (
レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
りかこ(プロフ) - 素敵な作品に出会いました。今日一気見しちゃいました！ここからどんなストーリーになるのか、ドラコとどうなっていくのか気になります！更新頑張ってください。応援しています！ (2月13日 16時) (レス) @page2 id: d00547c92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2024年2月12日 20時
