第一の課題 ページ15
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you side
『ハリー！』
「A、来てくれたの？」
『当たり前じゃない』
選手の控え室である、テントへと向かうと、緊張した様子でハリーの姿が見えた。本当はセドリックやビクトールとも挨拶をしたかったが、２人は友人に囲まれていて話せそうもなかった。
ハリーの周りにはロンもハーマイオニーの姿もない。
『…まだ、仲直りできてないの？』
「…うん」
『っ、絶対に課題をクリアしよう！それから、みんなと話せばいい。ね！今は課題のことだけ考えて』
「ありがとう、A…」
今から、本当に本当に危ないトライウイザード・トーナメントが始まる。もしかしたら大怪我をするかもしれない、どうしようもなく心配になって…思わずハリーに抱きつく。
「っ、わ！あ、A…」
『本当に…応援してる…』
「…A」
そんな私を抱き締め返してくれるハリー。
はぁ、心臓が痛い。どうか無事に終わりますように。
「A」
『！セドリック…』
「僕にハグは？してくれないの？」
『もう、茶化さないで』
セドリック…ホグワーツに入学したあの日、ホグワーツ特急で話しかけてくれたあの日から、寮は違えど校内で会った時はよくお話する間柄になっていた。優しくて、柔らかい雰囲気の彼にいつも笑わせてもらっていた。
「応援しててくれるかい？」
『もちろん、全力で応援してるわ。そろそろ時間になるから、戻るね！ほんとに…気をつけて』
そうハリーとセドリックに伝えると、テントを出て、会場へと向かった。先に着いていたドラコ達と合流して、開始時間を待つ。
どうか、どうか誰も怪我をせずに課題をクリアできますように。
全員が無事に課題をクリアし、このハラハラが落ち着いたのはもう少し先のこと。
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ななな - めっちゃ面白いですね！これからも頑張ってください‼︎ (4月22日 16時) (
レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
りかこ(プロフ) - 素敵な作品に出会いました。今日一気見しちゃいました！ここからどんなストーリーになるのか、ドラコとどうなっていくのか気になります！更新頑張ってください。応援しています！ (2月13日 16時) (レス) @page2 id: d00547c92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2024年2月12日 20時
