孤独な彼_01 ページ13
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you side
『なに、それ』
代表を発表してから数日後の朝、起きて談話室へと降りるとみんなへんてこりんなバッジをつけていた。セドリック…汚いぞ、ポッター？
『…随分いいバッジを付けてるわね』
「Aもどう？みんな付けてるわよ」
『遠慮しておく』
馬鹿馬鹿しい、ほんとに子供。
嫌味で言ったの分からなかったのかしら。今日は良いのか悪いのか、授業もない。談話室でゆっくりしようとしたのにあんな雰囲気じゃ休めない。
「どこに行くんだ？」
『図書室、直ぐに戻るわ』
適当な理由を伝えて談話室を出る。ドラコの胸にも同じバッジ、ほんととことんハリーが嫌いらしい。あれだけ言ってるのに、仕方ない人だ。仲良くしてほしいのに。
談話室を出ても、ハリーポッターは卑怯者、セドリックバンザイ、これじゃハリーが可哀想すぎるわ。
「ふふ、ズルするからよ」
「図星だからなんにも言い返せないんだろ」
クスクスと笑いながら通り過ぎるホグワーツ生、そんな生徒をすれ違って進むと探していた彼の姿。ロンも、シェーマスも一緒だ。最近ずっと１人でいるところばかり見ていたから、ロンと一緒にいるハリーを見て良かったと思って近づいたその時だった。
「僕に近づくな」
「わかった」
穏やかでない会話が聞こえてきてしまった。
『ハリー…』
「あ、A…」
「ピリピリしてるな、ポッター」
ハリーに声をかける、すると後ろからいつも聞いている声がした。その声の持ち主の方へと振り返るとドラコやクラップ、ゴイル、セオドールにブレーズまでいる。
「父上とお前の賭けをしたんだ、お前が試合で１０分ももたない方に賭けた。…でも父上は５分ももたないってさ」
「父親がどう思おうとそんなことは知ったことじゃない。父親は邪悪で残酷だし、君は卑劣だ。行こう、A」
ハリーがそう言い残して私の手を引きながら、この場を去ろうとしたその時だった。
「そうはさせんぞ！」
急なムーディ先生の声にびっくりして、また振り返る。すると、ドラコが白イタチに変身させられてしまったではないか。
『ドラコ…！！』
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ななな - めっちゃ面白いですね！これからも頑張ってください‼︎ (4月22日 16時) (
レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
りかこ(プロフ) - 素敵な作品に出会いました。今日一気見しちゃいました！ここからどんなストーリーになるのか、ドラコとどうなっていくのか気になります！更新頑張ってください。応援しています！ (2月13日 16時) (レス) @page2 id: d00547c92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2024年2月12日 20時
