【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ9)

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言葉は刃物_01 ページ9

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you side

『わ、ドラコ！ユニフォーム！』

「あぁ、今日はこれから練習なんだ」

『ニンバス２００１…？！わーすごい』

「今度Aも乗せてやる」

『やったー！ありがとう、ドラコ』

朝起きて談話室へと向かうと、ユニフォーム姿のドラコの姿が。先日聞いたが、シーカーに選ばれたらしい。練習の日やっと決まったんだ、ふふ、すごいなぁ。

ユニフォームを身に纏い、箒を片手に持つドラコ。

『似合ってる、かっこいいよドラコ』

「な、…っあ、ありがとう、A」

「朝からイチャイチャしちゃって〜！」

「茶化すのはやめろ、ダフネ」

頬がほんとりのピンクになる、ドラコ。いつもの、そうだろ！みたいな反応をするだろうと思っていたから、その意外な反応に私も少しだけ照れてしまう。

『ちょっとスネイプ先生のところに行くから…練習頑張ってね、ドラコ！』

今日は授業がお休み、だったけどセブルスに質問があって時間をもらっていたのだ。談話室を出て、セブルスの部屋へと急いだ。

『セブルス！！』

時間ピッタリに行くと、もう既に紅茶が用意してあった。お礼を言って、紅茶をいただく。クッキーまで用意してくれてて…んー美味しい、幸せ。

「今日は何が聞きたいのだ？」

『んと…この呪文についてなんだけど…』

授業がない日は、こうやってセブルスに色んなことを聞きくる事が日課になりつつあった。この時間が好きだった、勉強になるし、なにより楽しくて。杖の振り方から、全部丁寧に教えてくれる。そして、今年に入ってからよく言うようになった。

「Aは他の人より魔力が強い、才能も精神力もある…間違った使い方はするな、いいな」

私の両親が関係してるのだろう。大丈夫、私は…私を大切にしてくれる人を守るために魔法を使うよ。いつかセブルスの事だって守ってみせるんだから！

そんな密かな思いを胸に、今日の楽しかった時間も終わり。セブルスにお礼を言って部屋を出て、談話室へと向かう。

その途中で中庭を通ると、何やら人混みが出来ていて…スリザリンとグリフィンドールのクィディッチのユニフォームを着た人達だ。

…ということは、ドラコとハリー？何やら揉めているようにも見えて。嫌な感じがして、思わず駆け寄る。

「どこかの親と違って父上はいいものが買えるからね」

「でもグリフィンドールの選手はお金じゃなくて才能で選ばれてるわ」

「お前の意見なんか聞いてない」

ｰｰｰこの、穢れた血め

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