無事に…？_02 ページ7
_
you side
「ロン、君の梟じゃない？」
ちょっとだけ疲れた薬草学と昼食を終えて、大広間でみんなで楽しくお話をしていたら大広間に響いたそんな声。目線をあげると、確かに梟が大広間へと入ってきた。
「みんな、見ろよ！ロンに吼えメールが来たぞ！」
そんな声に大広間内がザワめく。吼えメール…送り主の普段の100倍の声量でメッセージを届けるという手紙。怒りや不満、非難などまぁ良くないメッセージを送りたい時に使うものだった。
じゃあ開けなければいいんじゃない！なーんて、そんな考えは甘くて、その手紙をすぐに開けなければ温度が急上昇し、破裂してしまって危険なのだ。
ちょうど座っている席からロンが見える、震える手で吼えメールをあけている。
「ロナルド・ウィーズリー！！」
手紙を開けた瞬間、響き渡る女性の声。ロンのお母さんだろうか。
めちゃくちゃ怒っていらっしゃる…！
「車を盗むとは何てことです！お父さんは役所で尋問を受けてますよ！それもみんなお前のせいです！よくお聞き！今度ちょっとでも規則を破ってごらん家に引っ張って帰りますからね！…あぁジニーちゃん。グリフィンドールに決まっておめでとう。パパもママも鼻が高いわ」
そう言うと手紙はベロを出すようにぶぅぅぅとロンに威嚇？して、手紙はバラバラと切り刻まれてしまった。
「フン、恥ずかしいったらありゃしないな」
ドラコはクラップゴイルと顔を合わせて笑っていた。肘でつつくと、いいんだよと言われる。何がいいんだか！
でもまぁ、無事に…いや、めっちゃ怒られてたけど…
退学とかにならなくて、ほんとによかった。
_
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは、凄く面白いです！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます☺️ (1月27日 13時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リン | 作成日時：2023年9月20日 1時
