【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ6)

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無事に…？_01 ページ6

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you side

新学期が始まって初めての授業は薬草学の授業だった。今まで行ったことのない３号温室での授業だった。結局、昨日はセブルスに会えなかったからハリー達について聞くことは出来なかったけど、温室へ入るとそこにはハリーとロンの姿が。

『ハリー、ロン！』

「A！」

『汽車に乗遅れたって聞いたから…心配してたのよ』

「いや、もう…大変だったんだよ」

嬉しくて駆け寄るも、おつかれの様子のハリーとロン。詳しく聞きたかったんだけど…すぐにスプラウト先生が来てしまい駆け足でドラコの所まで戻る。また後で聞くことにしよう。

「おはよう皆さん」

「「「おはようございます、スプラウト先生」」」

「３号温室は初めてですね２年生の皆さん。さぁもっと寄って.今日はマンドレイクの植え替えをやりますよ。誰かマンドレイクの根の特徴が分かる人？Miss.グレンジャー！」

手を挙げて当てられたハーマイオニーは、マンドレイクについてスラスラと答える。マンドレイクはマンドラゴラともいい石に変えられた人を元に戻す薬として使われているが、危険な面もあり泣き声は聞いた人の命取りになる…。そんなマンドレイク、目の前にあるのはまだ苗なので泣き声を聞いても死にはしないそうだが、数時間気絶してしまうそう。気をつけないと、配られた耳当てをしっかりとつける。

白くてふわふわの耳当て、しっかりとつけると周りの声が聞こえにくくなる。隣いるドラコと目が合って、口パクで何か言ってる？

『(なあに？)』

口パクでそう返すと、

「(かわいい)」

か、かわ…？！意味がわかって、何を急に！授業中なのに！と思わず顔が熱くなる。すると、満足そうに、そして悪戯な笑みを見せたドラコ。

もう、なんなのよ照れるじゃんか…！

「そしたら、よく見てなさい。まず苗をしっかりとつかんで鉢から勢いよく引き抜きます！」

先生が苗を引き抜くと、耳当てをしていてもぎゃあぎゃあとマンドレイクの泣き声が聞こえてくる。みんなも思ったよりその声が大きかったからか、耳当ての上から耳を抑えていた。

「引き抜いたらパッと別の鉢に放り込んでパラパラと土をかけ寒くないように埋めてあげます…さ、皆さんもやってみましょう！マンドレイクをつかんで、はい引き抜く！」

先生の掛け声で、みんなが一斉に苗を引き抜く。先程よりも大きい声に顔を歪める者もいた。たくさんある苗の植え替えが終わる頃にはみんな疲れた様子が見て取れた。

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