【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ49)

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一年ぶりのホグワーツへページ49

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you side

「相変らず、嫌に守られてるわねこの城は」

一年ぶりだ…一年ぶりにホグワーツへと帰ってきた。
時間はもちろん夜、薄らと灯るホグワーツ城を見つめる。

『そんな風には感じなかったけど…』

「…少し散策しましょ、何かあればすぐ杖で知らせて」

母はそう言い残すと、私を残して歩いていった。

っ、本当に信用というか…私がもうホグワーツに戻らないと思ってるんだ…！心臓がうるさかった、震える足を必死に押えて、とある場所へと向かった。

『っ、はぁ、はあ』

お母さんと別れてからまだ数分しか経ってないはずなのに、すごく時間が経ったように感じて仕方がなかった。

早く、早く誰かに会わないと…！

もしかしたらお母さんは気付いていて、すぐ後ろで見ているかもしれない。こわい、こわい…！

『は、ハグリッド…！！』

ホグワーツで、一番外にいる人で思い浮かぶのは彼だった。ハグリッドの家の近くまでたどり着くと、ファングを連れて歩くハグリッドの姿が目に飛び込んできた。

真ん丸な瞳で、私を見つけたハグリッド。

「！！？A…？Aなのか…？なんで、今まで何を、いや、それはあとだ。怪我はしてないか？」

『ハグリッド…っ』

「もう大丈夫だ、すぐにダンブルドア先生のところに行こう」

『ん、ありがとう…』

持っていた荷物を放り出して、私を抱きしめてくれたハグリッド。あぁ、帰ってきたんだ。やっと、かえってきた。

そんなハグリッドに手を借りて、校長室へと急いだのだった。

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