【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ48)

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早く君に会いたいページ48

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you side

やっと…やっと、だ。

「遂に、明日ね…緊張してる？」

『そりゃ、するよ…だって、初めてのお手伝いだよ？』

「ふふ、それもそうね。でも大丈夫！明日は少し見に行くだけだから」

『うん、そうだよね！そしたらもう寝ようかな。明日の為に』

「そうしましょうか！おやすみなさい、A」

『おやすみ、お母さん』

夕食のお片付けを終えての、お母さんとのそんな会話。明日、ホグワーツへお母さんと偵察に行くことになっている。これは、またとないチャンスだった。ホグワーツの近くまで行ってしまえば、誰かしらに会えれば、ここから逃げられる。

ここでの暮らしももう一年になろうとしていた。あの地下での暮らしは、半年ほど続いた。思い出すだけでも身体が震える、こわい、あそこにもう戻りたくない。

お母さんがやっていた事は、洗脳だった。とても、とても長い時間だった。お母さんも私がお母さんの言う、“ 本当の家族 ” になったとでも思ったのだろう。

その後の半年はお母さんから魔法を教わった。もちろん闇の魔術についても、たくさん、教わった。

そんな永遠とも思える時間の中で、私が諦めずに頑張れた理由は…ただみんなにまた会いたかったからだ。

セブルスに会いたい…ドラコに、会いたい。

ハリーとロンとハーマイオニーはまた何かしてるのがろうか？話が聞きたい。

ミリセントとダフネは…ブレーズ、セオドールは相変わらず元気にしてるかな？

皆に会うために、ずっと耐えてきた。

明日、みんなに会えることを願って、私は夢の中へと逃げた。

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