【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ47)

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それぞれの想い_02 ページ47

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Harry side

「A…そんなに悪いのかな」

夕食も終わり寝るまでの自由時間を談話室で過ごしていた時、ロンがぽつりとそう呟いた。三年生が始まってからもう半年が終わろうとしていた。そんな中、まだAは休学しているようで会えていない。

「…本当に、体調が悪いだけなのかしら」

「と、言うと？」

「だって、スネイプ先生はずっと学校にいるのよ？Aの体調が悪いのに…ずっと帰らないなんてことあるのかしら」

「そりゃ、一応先生なんだし…仕方ないんじゃないの？」

「クリスマス休暇も？」

確かに、クリスマス休暇もスネイプはホグワーツにいた。僕とロンは顔を合わせる。本当に、体調が悪いんじゃない…ってこと？

「シリウス・ブラックとも何か関係があるのかな」

「可能性としては有り得なくもないわよね？」

「Aが危ないかもしれないってこと？」

「そんなこと…うん、あるのかも」

そんな話をしたところで、結局は僕らには何も出来なくて。たぶんロンもハーマイオニーもモヤモヤしたままその日は寝て。明日、ハグリッドにも話に行こうって話になった。

スリザリンのA、マルフォイと仲がいいA…これだけ聞くと仲良くなれる所なんて無さそうだけど。ロンやハーマイオニーと同じくらい、僕の中では君の存在が大きかったみたい。

A、本当に大丈夫なの？

また、君と話したいよ。A。

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