【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ37)

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秘密の部屋_05 ページ37

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you side

彼の記憶が消えてすぐに、ジニーは目を覚ました。よかった、本当に…。

「私がやったの、でも信じて…そんなつもりじゃ…」

『大丈夫、私も…ハリーもわかってる』

「ハリーも、Aも、怪我…してる、」

「心配ないよ」

口ではそういったハリーだったが、息は荒くとても大丈夫そうには見えなかった。

「A、ジニー君たちは早くここから出るんだ、通路を進むとロンがいるはずだからロンを探して」

『ハリーあなたを置いていけない』

「いや、僕は…きっと…」

バジリスクの毒は不死鳥の涙でしか解毒できないと言われている、非常に恐ろしいものだ。

…不死鳥の、涙…？

フォークスが飛んできて、ハリーの近くに止まり、ハリーの腕の傷へ涙を流した。
ぽたぽたとそれが垂れる度に、傷口はどんどん塞がって…。

ハリーと目が合って、思わず抱き着いた。

『あぁ、ほんとに、ほんとによかった…』

「うん…終わったんだ…」

そして私たちはロンとロックハート先生と合流して、フォークスの力を借り秘密の部屋から脱出することが出来た。

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