【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ32)

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ジニー・ウィーズリーページ32

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you side

「A！」

『ジニー？』

「Aの事待ってたの…少し着いてきて欲しいの」

『ん、うん…？』

図書室からの帰り道、私のことを待っていたようでジニーに声をかけられた。ロンやハリー、ハーマイオニー、フレッドとジョージとの関係で何度か交流はあったが、2人きりでというのは初めてだった。もうすぐ夕方の6時、寮に戻らないといけない時間。

『ジニー？どこにいくの？』

私の問いに答えないジニー。その足も止めることなく、どんどんと先に進んでいく。放っておく訳にもいかず、ジニーの後を追う。

着いた先は、例の女子トイレ。

…なんで、ここに？

ジニーは女子トイレに入ると、洗面台の前でボーッと立っていた。明らかにいつもと違う様子のジニーに…なんと声をかけていいか分からなかった。
そんなジニーよく見ると、片手にはハリーが持っていたあの日記が。そしてその手は血だらけであった。

『！！ジニー…手、血が…』

心配して駆け寄るも、返事は無い。

『…ジニー？』

「ヘー・シャールス・サー…」

『！？パーセルタング…？』

ジニーが “ 開け ” そう言うと手洗い場が動き出し、地下へと繋がるであろう大きな穴が現れた。頭が着いていかない。ジニーがパーセルマウス？でもなんで？

そんな事を考えていたら、腕を引かれた。

「…行こう、A」

『い、行くって…』

「Aが知りたがってた、秘密の部屋だよ」

『っ、！！！きゃ、』

ひゅんっと、嫌な浮遊感。

目の前の穴に突き落とされる、ジニーが見下ろしてる。

あれ、私…去年も穴、落とされなかったっけ…？

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