久しぶりの一悶着_04 ページ30
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Draco side
また、やってしまった。
またAの前でアイツらに当たってしまった。
頭ではわかってる、Aが嫌がるって。悲しい気持ちにさせてしまうって。でも、Aがアイツらといるところを見るだけで胸の中が真っ黒になる。
今日は朝からイライラした、些細なことに。言い訳には出来ないけど今日は抑えられなかった。夕食の時間になってもAは大広間には来なくて。
「ドラコ、何か知らないの？」
「…知らないな」
ブレーズ達も心配してる様子だった。 結局夕食の時間が終わってもAは大広間に姿を見せなかった。談話室に戻ってもいない、ダフネとミリセントに部屋を見てもらったが部屋にもいない。
…しばらく待ったが、Aは帰ってこない。こんなの初めてで。
「少し、Aを探してくる」
いてもたってもいられなくなり、談話室を出た。いずれは帰って来るって分かってたけど早く会いたかった。顔が見たかった、
謝り…たかった。
色々歩いたがAは見つけられない、これだけ広い城だ当たり前か。もうすぐ就寝時間だ、流石に談話室に戻っているだろう。そう思い、寮へ戻る。すると入口のところに座っている人影が。
「…A？」
『ドラコ…』
「っ、A…」
目が合ったその瞬間に、駆け寄ってAを抱きしめていた。僕が悪いことをして、勝手に怒って、Aを困らせてるだけなのに。
「悪かった、本当に…」
自然と言葉が出た、もう遅いかもしれないけど嫌われたくなかった
『…私ね、ハリー達のこと大切な友達なんだ』
「…あぁ」
『でも、ドラコのことも大切なの。だから…どっちも大切にしたい』
「…あぁ、わかってる…本当に気をつけたいと思ってるんだ」
Aの顔を見ると、笑っていた。どんな顔をしているか怖かったけど、優しく微笑んでるAがいて。
『ほんとに、気をつけてほしい』
「気をつける」
『じゃあ仲直りしてくれる？』
「…仲直り、しよう」
Aには、敵わないそう思ったし、大切にしないとって。抱きしめていた事にも恥ずかしくなり少し名残惜しいなんて思いながら、Aを離した。
『みんな心配してた、私たちが喧嘩するから』
「Aが大広間に来なかったからな…雄藩は食べなくて大丈夫なのか？」
『セブルスからサンドイッチ貰っちゃった』
「そうか…良かった」
『中に入ろ！みんな待ってる』
「そうしよう」
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マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは、凄く面白いです！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます☺️ (1月27日 13時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2023年9月20日 1時
