【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ28)

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久しぶりの一悶着_02 ページ28

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you side

あれから数日後、ハーマイオニーも毛玉を吐かなくなり見た目も元通りとなってハーマイオニーを混じえて４人で話していた。
中庭でいつも通り、だけど…いつもと違ったのは談話室を出た時ドラコがいつもより不機嫌だったってこと。

「…だから、用心した方がいいってハグリッドも言ってたわ」

『そうだよね…私、実は思い当たる節があって…』

「A」

『ドラコ…？』

名前を呼ばれて、視線をそちらに向けるとそこには不機嫌オーラ丸出しのドラコ。なんだか見たことのあるような無いような光景だ。

「…君はいつになったら、そいつらとつるむのをやめるんだ」

『それは』

「それはAが決めることよ、あなたが決めることじゃないわ」

「うるさいぞグレンジャー」

『もうドラコ落ち着いて』

「Aに構って貰えないからって、当たるのはやめろよマルフォイ」

「黙れポッター」

お互いに杖を取り出そうとした、その時だった。

「まぁまぁ、呼ばれてきたと思ったらまたあなた達ですか？」

「…マクゴナガル先生…」

「そこまで元気が有り余ってるなら、手伝いを頼みたいのですが」

「遠慮しておきます、先生…」

「そうですか、そうしたらもうすぐ夕飯の時間ですよ。さ、行きなさい」

「…先に行く」

マクゴナガル先生が中庭からいなくなると、それを追うようにドラコ達も中庭から去っていった。

『あ、もう…ドラコ…』

「ごめんなさい、私がマクゴナガル先生を呼んできたの…」

「ジニー」

ドラコの小さくなる背中を見て、追いかけようとも思ったけど今追いかけたところで冷静に話し合えるとは思えず。後で談話室で話そう、そう思いながら足を止めると、柱の影から出てきたのはジニーだった。

『ありがとう、大事になる前に先生を呼んでくれて。…ハリー、ロンハーマイオニー…ごめんなさい』

「Aが謝ることないわ」

「そうだよ、本当に」

『…また、ゆっくり話したい。今日はもう帰るね』

「それがいいね、僕らも行こう」

ハリーロンハーマイオニー、そしてジニーに挨拶をして、中庭を後にした。

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