【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ25)

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いつもと違う２人_02 ページ25

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you side

談話室についてから、いつものソファーに腰をかけて先程まで読んでいた本をまた開く。ドラコは私の横に、対面してクラッブとゴイルが座る。

「それにしても、日刊予言者新聞が事件を報道してないとはね。きっとダンブルドアが口止めしてるんだろ」

『ダンブルドア校長にも考えがあるのよ、そんな事言わないの』

「父上が言ってるよ、ダンブルドアが学校を最悪にしてるって」

「それは違う！」

ドラコの小言が始まった、全くもう、と声を出そうとすると私より先に張った声でゴイルがそう言った。…珍しい、ドラコにあんな風に言うなんて。

「なんだ？ダンブルドアよりもっと悪いやつがいるって言うのか？え？誰だ？」

そんなゴイルに、ドラコも少しムッとしたのか、少し大きめの声でそう返した。

「…ハリーポッター」

『…ハリー？』

「フン、なるほどな…いいこと言うじゃないか。お偉いポッターめ、みんな奴がスリザリンの継承者だと思ってる」

「誰が糸を引いているか知ってるんだろ？」

「だから知らないって、昨日も言ったろ。何度も言わせるな」

ハリーの話になると、本当に余裕が無くなるんだから…。開いていた本を閉じる。

「父上の話では、秘密の部屋が開かれたのは５０年前で開けた者の名は言えないが追放されたそうだ。前に秘密の部屋が開かれた時は汚れた血が死んだ。だから今回もあいつらの誰かが殺されるさ…僕としてはグレンジャーだといいな」

また穢れた血って言った！また良くないことも言った！いくら私たちしかいないからって…ドラコを起ころうとしたその時だ。クラッブが立ち上がり、まるでドラコに殴りかかりそうな…それをゴイルが慌てて止める。

「お前らどうかしたのか？…さっきから変だぞ」

「腹が痛いせいだよ」

お腹が痛い…せい？ずっとあった違和感が、核心へと変わった。

ゴイルの額に傷が、クラッブの髪が赤毛へと変わるのをハッキリと見た。…何かしらで変身したハリーとロンだったんだ…！

ドラコは、小包を開けていて２人のことを見ていなかったらしい。

２人は私と目が合うと、そのまま談話室を飛び出した。

「おい！どこ行くんだ！」

『ドラコはちょっとまってて、心配だから見てくる』

「A？」

ドラコに呼ばれたが、ついてこないことを祈ってそのまま談話室を出て、２人の背中を追った。

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