【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ22)

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決闘クラブ_03 ページ22

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you side

「Rictusempra ( リクタスセンプラ / 宙を舞え ) 」

ハリーの呪文で、今度はドラコがセブルスの前まで吹っ飛ばされ、尻もちをつく。そんなドラコをセブルスは無理やり立たせて２人はまた杖を構える。

「武器を取り上げるだけです！」

「Serpensortia！ ( サーペンソーティア / 蛇出よ) 」

そんなロックハート先生の言葉もドラコには届かず、出現呪文まで…！

ｰｰｰここは、どこだ

『…え？』

ｰｰｰヒトが、多いな

まただ、また、同じような声。この声、まさか…ドラコが出したこの蛇？

大広間内は蛇の登場により、先程までとは少し違うざわめきに包まれていた。

「動くなポッター、追い払ってやろう」

「いや、私におまかせあれ。Alarte Ascendare ( ヴォラーテアセンデリ / 舞い上がれ ) 」

それは、物体を持ち上げる呪文であって攻撃性はあまりない呪文では？赤色の光が蛇に当たると、思った通り、蛇は宙に浮かび、すぐに落ちてきた。

ｰｰｰ許さない

やっぱり、この声は、蛇だ。

わたし、蛇の言葉が分かる…パーセルマウスだったんだ…！

ｰｰｰ誰でもいい、やってやる、許さない

「ーーー、( 襲うな ) 」

『…ハリー？』

「ーー、ーー ( 彼を襲うな ) 」

ハッキリと、蛇の言葉パーセルタングを話したのは壇上にいるハリーだった。しん、と静まり返った大広間。

「Vipera Evanesca ( ヴィペライヴァネスカ ) 」

セブルスの蛇消失呪文により、蛇は消えたが異様な雰囲気は残ったままだ。

「悪ふざけはよせよ」

蛇に狙われていたジャスティンのそんな困惑した声が、ハリーに向けられ、そのまま大広間に消えていった。

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