【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ20)

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決闘クラブ_01 ページ20

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you side

「皆さん、集まって。さぁ、私がよーく見えますか？声はよーく聞こえますか？」

ロックハート先生に大広間に集められた私たち。
大広間にはステージが用意されており何が始まるのかドキドキしていた私たちの前に現れたロックハート先生によって説明がされた。

最近、物騒な事件が続いてしまっているため、ダンブルドア先生から許可を貰って “ 決闘クラブ ” を開くとこになったとのこと。

「万が一に備え、自分の身を守れるように皆さんを鍛えます。私も何度も危ない目にあってきました」

確かに、備えあれば憂いなし。自分の身を守れる方がいいに決まってる。
マントを脱ぎ捨てて、女子生徒へと投げるロックハート先生。きゃあと黄色い声が上がる、ロックハート先生相変わらず人気だなぁ。

「では、紹介しましょう。私の助手…スネイプ先生です」

そう紹介されて、ロックハート先生と同じように壇上に上がったセブルス。でも、ロックハート先生に教わるのならセブルスに教えてもらった方が…いやいや、今の闇の魔術に対する防衛術の先生はロックハート先生なのだから先生に教えてもらうのは当たり前か。

「勇敢にも模範演技を手伝ってくださいます。皆さん心配には及びませんよ、魔法薬の先生を消したりはしませんから…ご安心を」

そんな事を思いながらセブルスを見ていると目が合う。セブルスが負けるところなんて想像が出来なかった。セブルスはすぐに視線をロックハート先生へ戻す。

そして、ロックハート先生とセブルスらお互いに杖を構え、挨拶をする。お互いに背を向け、歩き始め、数歩進んだところで振り向く。

「ワン、ツー…スリー」

「Expelliarmus ( エクスペリアームス / 武器よ去れ) 」

「うわーっ！」

セブルスの放った魔法は、綺麗にロックハート先生を吹き飛ばした。

見事な吹っ飛ばされ方に、男子生徒からクスクスとした小さな笑い声と、女子生徒からは心配する声が聞こえる。

セブルスはと言うと…また目が合う。少し呆れた様子で私を見ていた。

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