【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ19)

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双子ページ19

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you side

『あれ、ハリーとロンと…ハーマイオニーまたいないの？』

「あれほんとだ？最近なにかコソコソしてるみたいよ、あの人たち」

今日こそは、と思い昼食後にグリフィンドール寮へ向かうとまたもや３人の姿は見えない。近くにいたジニーに聞くと、最近談話室にもあまりいないらしい。

フレッドとジョージにもまたなにか悪いことを考えてるに違いない！なんて言われていた。

最近会うのは合同授業の時だけでゆっくり話せていなかったから、話したいなと思っていても自由時間になかなか会えずに毎日こんな調子だった。

「あいつらもなかなかやるな、こんな美人放っておいてなにしてるんだか」

「ほんとにな」

『ハリー達もやることがあるのよ』

フレッドとジョージに挟まれながら大広間を出ると、３つの影に道を塞がれる。

「また男の事たぶらかしてるの？やになっちゃーう」

『…パンジー』

その影とは、ウルクハートとベイジーを両側に連れて登場したパンジーだ。最近特に、何かと絡まれる。そしてちくちくと何かしらの嫌味を言われるのだった。

「ドラコにまた話さないといけなくなっちゃうわ、またあの女グリフィンドール生とつるんでたわよって！」

『好きにすればいいじゃない、ドラコもわかってくれてるって何度言ったらわかるのよ』

「そう思ってるのはあなただけよ可哀想に」

本当はパンジーとも仲良くしたかった、が、初めて顔を合わせた時からそうだったがパンジーは私と仲良くする気はサラサラないようで。
人と合う合わないはどうしてもあるから仕方ないとして、でもそんな言葉に思わずムッとしてしまう。

「まーまーそんな口論ここでしたって意味ないだろ？」

「そうそう、時間の無駄ってやつじゃない？」

「あなた達に話してるわけじゃないから別にどこか行っていいのよ」

「「おっけー！んじゃ、ばいばーい」」

『わ』

「ちょ、ちょっと！」

口を開こうとしたら、フレッドとジョージに両側から背中を押されてそのまま２人と歩き出す。後ろからぎゃあぎゃあと騒ぐ声が聞こえるけど、…２人に視線を向けるといつも通りのニコッと笑っていて。

「あんな話聞かない方がいいよ」

「そうそう、俺らまでバカになっちゃう」

『フレッド、ジョージ……ありがと』

「「どーいたしまして！」」

そこから少しだけ２人と話をして、談話室の近くまで送ってもらい、２人と別れた。

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