【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ15)

今日:65 hit、昨日:52 hit、合計:23,107 hit

継承者は誰か？_01 ページ15

_
Harry side

「本当だと思う？本当に秘密の部屋なんてあるのかな？」

変身術の授業の後、教室から出た僕達にロンは興奮気味にそう言う。そこにハーマイオニーが間を入れずに「あるわ」と答える。

「気付かない？先生達がみんな怯えているもの」

「本当に秘密の部屋があって本当にそれが開いたんだとしたら…」

そう、スリザリンの継承者が現れたということ。もちろん、話題はその継承者は誰か、という事。
意気揚々と、マルフォイの名前を出したのはロンだった。正直、僕も同じことを考えていた。

マルフォイ一族は何百年も代々スリザリンの寮だったし、なにより、マグル生まれを嫌っている。

「Aから聞けないかな？マルフォイについて」

「Aは私たちにとって大切な友達だけど、…彼女にとってもマルフォイは大切な友達のはずよ…教えてくれるかしら」

「その前にマルフォイがAにその事を言うかだ。前にハーマイオニーに酷いこと言った時、めっちゃ怒ってたんだぜ。マルフォイだってAには嫌われたくないはずだ」

ロンの言う事に、確かにと頷く僕とハーマイオニー。

Aに聞くのは、本当に最終手段として、僕らはクラッブとゴイルに変身をしてマルフォイから聞き出すことにした。

ハーマイオニーがポリジュース薬という薬を調合してくれることになった、が、その調合はかなり複雑らしく薬が出来るまで１ヶ月…

方法はそれしかなく、ハーマイオニーが早くポリジュース薬を作ってくれることを願うことしか出来なかった。

_