言葉は刃物_04 ページ12
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you side
「怒ってる…のか」
談話室を出て、大広間へ向かう途中にある階段。ここはあまり人通りの少ない、二人でお話するには丁度いい。ドラコはそこに腰掛けた。私もドラコの横に座る。
『…言い方が酷いでしょう、穢れた血だなんて…』
「君に言ったわけでもない、ただ事実を言っただけで」
『人を蔑む言い方はよくない』
「何であいつらを庇うんだ」
『友達だからだよ』
「そうやってAがあいつらを庇うから、余計にあいつらが嫌いになるんだ」
『…まさか、ハリー達に妬いてるの…？』
「っ！」
ボワッと顔が赤くなるドラコ、その反応にこちらも顔が赤くなる。妬い…妬いてる？！
「Aの事になると、余裕が無くなるんだ…っこんな、あー…すまない、ほんとに…」
余程恥ずかしかったのか、額を膝につけて腕で顔を覆ってしまうドラコ。耳まで真っ赤な彼に、なんて声をかけていいかわからなくなる。
『…っでも、酷いことは言っちゃだめ、だし…自分の事を下げるような事言わないでほしい。人を…傷付けないで、ドラコ』
「……君の前では気をつけるようには、する」
『本当はハーマイオニーにも謝って欲しいよ』
「っ誰があんな、！」
『あんな…？』
「！い、いや…」
『…ふふ、私から言っとく。言葉は消せないんだから、凶器にもなるんだよ。そのくらい言葉ってすごいんだから』
「A…」
伝わってくれたらいいな、どれだけ言葉が人を傷つけられるのかを。しんみりした空気が流れる中、ぐぅう、と鳴ったのは私のお腹。
ドラコのまんまるな目が私を映す。
『…恥ずかしい』
「大広間行くぞ、夕飯の時間だ」
『うん、行く。沢山食べる』
ベンチから立ち上がって、ドラコと肩を並べて歩く。
…いつまでも、こうやって隣を歩けたらいいなーなんて！
「お、来たな」
『お腹空いた』
「沢山お食べ」
大広間着くともうみんな大広間にいて、夕飯をとっていた。私も席についてご飯をいただく、うん、今日もご飯が美味しい。
きっと、ドラコとお話できたから余計に美味しいんだろうな。
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マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは、凄く面白いです！嫌じゃなければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます☺️ (1月27日 13時) (
レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2023年9月20日 1時
