【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ2)

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新学期の準備と_02 ページ2

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you side

必要な教科書を購入し、ドラコの元へと帰ると何やらドラコがハリー達に絡んでいるように見えた。

「おやポッター、ガールフレンドかい？」

『ドラコ』

「A…」

『ハリー、ロン、フレッドとジョージも！こんにちは』

止めないと、という気持ちで間に入ったのはいいけど…なんとも言えない雰囲気になってしまった。

「あぁ、Mr.ポッター…ルシウス・マルフォイです、お見知り置きを。君は…Miss.スネイプ、ドラコから話はよく聞いているよ」

店内に入ってきたのは、ドラコと似た綺麗な髪の持ち主の男性。ルシウス・マルフォイ、ドラコのお父様だ。ルシウスさんはハリーを見たあと、私を見てにっこりと笑った。
が、その視線はすぐにハリーへと戻される。そして、失礼とひと言付け加えて、杖でハリーの髪をかけ分け額の傷を見ていた。

「この傷は伝説だ、これを君につけた魔法使いも」

「ヴォルデモートは両親を殺した。ただの人殺しだ、伝説じゃない」

「彼の名前を口にするとは、勇気がある。それとも愚かなのか」

「名前を恐れるのは、そのものへの恐れを増長させるだけよ」

『ハーマイオニー…』

「そういう君は…Miss.グレンジャーだね。君についてもドラコからよく話は聞いているよ、ご両親の事も…マグルだね2人とも。こっちは…赤毛に、ボロボロで古本の教科書…ウィーズリー家の子だろ？」

ルシウスさんは、淡々とした口調でそう言う。重い雰囲気に、何か話さなければと口を開いた瞬間、男性が声をかけてきた。どうやら、ロンのお父様らしい。また淡々とした口調で話し続けるルシウスさん。

「……魔法使いの面汚しの仕事をしてるというのにろくに給料ももらえないのではねぇ」

「何が魔法使いの面汚しかについては我々の意見はだいぶ違うようだが」

「左様ですな、マグルと付き合っているようでは…おたくは落ちるところまで落ちたと思っていたがね」

バ、バチバチダ…！
私も、もちろんドラコも、ハリーもロンもハーマイオニーも、誰も何も言えずに、ただ父親同士の会話を聞いていた。

「A」

すると、いつもの聞きなれた声で店の外から声をかけられた。

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