【ハリーポッター】きみといきたいⅡ (ページ1)

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新学期の準備と_01 ページ1

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you side

『セブルス、おはよう』

「おはよう、A。」

『わー！パンケーキだ』

いつも通りの時間、自室からリビングへと降りると甘くていい匂い。今日の朝ごはんはパンケーキみたいだ、セブルスの焼いてくれるパンケーキ、好き、嬉しい。

シロップをたっぷりかけて、口に運ぶ。

『美味しい』

「ホグワーツから手紙が届いていたぞ、新学期についてだろう」

『ん、ほんとに？』

「午後ダイアゴン横丁に行くとしよう、丁度我輩も調達しなければいけないものもあったからな」

『やった、ありがとうセブルス』

片手に紅茶、片手には読み物を持っているセブルスは優しく微笑んでくれた。朝ごはんを食べ終えて、準備も終えると、私はセブルスと一緒にダイアゴン横丁へと向かったのだった。

『教科書…たくさんあるね』

「書籍類は最後にして、フローリシュ・アンド・ブロッツで待ち合わせだ。いいな？」

『うん！』

去年同様に、セブルスと別れて買い物をする。人が多くて迷子にならないか不安だったけど、セブルスも買い物があったから仕方ないね。
入学準備より買うものははるかに少なく、すぐに終わってあとは教科書類だけとなった。

セブルス、まだいないかな。
そう思いながらフローリシュ・アンド・ブロッツの扉を潜る。

…？何やら人が多い気が…？

「皆様ギルデロイ・ロックハート氏です」

ぎるでろい…ろっくはーと…文筆家だっけ？その人が今日来てるのかぁ、だからこんなに人が多いのね、なるほど。

でも私はそこまで興味が無かったのもあり、買い物を済ませないと。なんて思いながらも人の多さにお店をぽけっと見渡していたら、お店の２階にプラチナブロンドの綺麗な髪の彼を見つけた。

『ドラコ！』

「A！君も買い物に？」

『うん！でも…なんか有名な人が来てたみたいだね』

「…あぁ、君のお友達の有名人も来てるみたいだぞ」

『私のお友達？』

ドラコの視線の先には、ロックハートさんに肩を組まれて写真を撮られているハリーの姿が。

『絡まれてる…』

「…ふん」

『ドラコはもう教科書揃えたの？』

「あぁ、僕はさっきもう買った」

『じゃあ私も買ってきちゃうね、今なら直ぐに買えそうだし』

「そうするといい」

ロックハートさんが喋る度に、女性の甘い声が聞こえる。結構人気のある人なんだなぁ。

あとで話聞いてみよう、そんなことを考えながら私は必要な教科書を揃えるために店の奥へと足を運んだ。

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